MSI LuvBook GT702OD-210JP

評価
GPUGeForce GTX 780M
CPU
DRAM16 GB
OSWin8 x64
投稿者たぬき
2014-06-20 16:22:21
◆ 購入のきっかけや価格
販売代理店のキャンペーン期間中で価格も安く特典もついていた為。
デザインが一番好みだった事もあり購入しました。


◆ 体感速度の変化
主に画像編集作業に使用する用途ですが、以前使用していたノートPC(エイサー・aspire5741H54D/LS)と比べるとさすがに爆速だし大体の事は出来るようになりました。


◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
視野角については特別広い訳ではないですが普通の体勢で使用する分には全く問題ないです。
ノングレアの為ぎらつきや色むら・ドット欠けもなく良かったです。


◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
キーボードのイルミネーションがかっこいいですが少々押しにくい。
また、キーを打っている間にたまにタッチパッドに手のひらが触れてしまい文字入力の誤爆もあります。
しかしこの辺りは馴れれば問題ない程度だと思います。


◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
サウンドブラスターシネマという独自のサウンド機能があり、音質が最大限強化されます。
5年以上も前にガラケー用に変換した、ファイルサイズが小さくボヤボヤした低音質の曲を再生してみましたが音楽CDと遜色ないくらい綺麗な音になり驚きました。
また、本体のスピーカーはノートPC独特のシャカシャカした感じもなく迫力もあり素晴らしいです。

ただ残念なのが、本体標準搭載されているイアホンジャックにそのままイアホンを繋げてNVIDIAが動作するゲームをすると激しくノイズが乗ってしまう事です。(CPU内蔵グラボで動作した場合はノイズはしない)
ジャックを金でコーティングしノイズ音を抑える工夫はされているようですが、あまり恩恵はないよように思います。(MSIに問い合わせたところ仕様だという回答でした)

これまでのMSIのゲーミングノートのレビューでも同様の報告が多く見受けられたため、イアホンジャックからのノイズはある意味MSIの宿命ともいえるかもしれません。

イアホンをつけてゲームをしたい場合はUSB変換アダプタの使用をお勧めします。
一番安いタイプを買いましたがノイズは皆無になりました。また、USB変換アダプタに接続したイアホンに対してもサウンドブラスターシネマの適用が可能です。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
筐体のデザインはいかにもゲーミングノートといった感じでなかなか気に入っています。
ただし天板が木目調なので好みが分かれそうです。

コネクタの位置ですが、USB差し込み口すぐ上部にボディの出っ張りがあるため飾り等がついたUSBメモリを差し込もうとするとボディの出っ張りと干渉し、きちんと刺さらずデータが読み込めませんので、その点だけ注意したいところです。


◆ 排熱:筐体の温度

ゲーム中に排気口を触ると流石に熱を感じますが、キーボード周りは殆ど熱くないので排熱処理に優れていると言えると思います。


◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
負荷のかかるゲーム中、室温が高いと冷却ファンがそれなりの音になります。
初期型PS3のファン位の音でしょうか。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

17インチのため本体は大きいですが、思っていたよりは軽いです。
外出先に気軽に持っていく事はできませんが、部屋間の移動くらいであれば全く苦になりません。


◆ その他

アフターサービスについては余り良くありません。
ノイズ音が余りにもひどいため仕様なのか異常なのか確認して頂く事になりメーカーへ送ったところ、メーカーがグラボやCPUを交換する事で余計ノイズ音が大きくなる・本来ノイズがしなかったCPU内蔵グラボ動作時にもノイズが鳴ったり、本体ボディに傷がついた状態で却って来ました。
最終的には修理扱いで改善しましたが部品の在庫取り寄せなどあり修理完了に3か月程かかりました。(販売代理店は迅速な対応をしてくださいました)


◆ 総評

小さな不満は多いもののコストパフォーマンスも高く、総合的に見ると良いマシンだと思った為星4点にしました。
PS2用エミュレーターのPCSX2も最高解像度でプレイできるためエミュ目的の方には非常にお勧めのモデルです。