MSI LuvBook GT72 2QE-411jp

評価
GPUGeForce GTX 980M
CPU
DRAM16 GB
OSWin8.1 x64
投稿者であ
2014-10-24 01:00:24
◆ 購入のきっかけや価格

1ヶ月前にGS60 Ghost Pro 3Kモデルを買いました。はい、GTX900M(MAXWELL)シリーズが出るという情報を見過ごしてました。で、悔しいのでGTX980M搭載のGT72を衝動買い。Dominator proですね~。SSD4発モデルを奢ってしまいました。価格は……同じGTX980Mを載せたドスパラのGALLERIA QF980HGの1.5倍くらいでした。ま、QF980HGはMSIのGT70のボディだし、と無理やり納得させてます。

◆ 体感速度の変化

GS60のレポートでも触れましたが、デスクトップで使ってるET2702がi7-4770Sなので体感スピードに変化はないです。ただSuper RAID3の威力は凄まじいです。PCIe接続のSSDを軽く越えていきました。カタログスペックは当てにしないのですが今回ばかりはカタログどおりの性能でした。グラフィックもGTX980Mは相当に良い所までいっているかと。780M SLIと10%も変わらないベンチマーク数値を出してます。Desktop版GTX970とも約10%程度の差しかありません。
このDominaterにはShift機能がついています。詳しいことはhttp://www.4gamer.net/games/118/G011863/20141008108/から。SportからComfortに変えてもベンチマークはあまり落ちませんでした。
11ACに対応する無線LANカードはIntel AC-7260NGWが使われてることが多いらしいですがGT72ではKiller N1525 Wireless-ACです。Qualcomm製ですね。あちらの掲示板ではAC-7260NGWよりスピードが出るとのこと。
GTX980Mですがみくみくベンチマークhttp://higashiyuki.at.webry.info/201409/article_10.htmlのLv10は余裕で再生できます。Lv11もほぼ問題なく再生できます。
ゲームベンチだとFF14新生エオルゼアはノートPC高品質(1280*720)で19323、最高品質(1980*1080)で12076でした。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など

液晶はノングレアディスプレイです。17インチという大きさもあるのでしょうが、視野角は狭いです。映り込みがない分あまり気になりませんけど。輝度は若干低めです。最大輝度にして丁度いいくらい。発色はまずまずです。可もなく不可もなく。強いて言えば若干色温度が高いのでしょうか。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド

キーボードはお馴染みのSteelSeries。GS60では全く撓みがありませんでしたが、こちらは最下段のアルファベットキーで若干撓みます。キー配列はGS60と同じくEnterキー周囲のキーサイズが若干サイズが違ってます。普段あまり使わないキーなので困りませんが。タッチパッドはパームレストと面一でかなり面積があります。タッチパッド周囲には青い光でパッドエリアを区別してくれてます。パームレストには「Keyboard by Steelseries」の透過文字が浮かび上がります。外付けのマウスをつなぐと自動的にタッチパッドがオフになります。この機能はいいですね。クリックキーもタッチパッドと独立して存在します。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など

音楽はさすがDynaudio。キーボード上部がスピーカースペースに割り当てられていて低音から高音まで破綻なく再現してくれますがやや左方に中心がシフトしているのかな。低位が左寄りです。音量を最大にするとキーボードに振動が伝わりさすがに音割れしてしまいます。最大音量だと擦れた感じになります。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置

天板の質感はピアノブラックにヘアライン、裏面のメッシュ(蹴茶さんのHPにありましたね)はさすが、というしかないです。コネクタは左側面にUSB3.0×4、ライン入出力とマイク、ヘッドフォン端子、SDカードスロットがあります。右にはBDドライブとUSB3.0×2。背面はミニディスプレイポート×2、HDMI、Etherポート、電源ポートがあり、後面両サイドに排気口があります。ベンチを回すとさすがに暖かい風が出ますが、普段は緩やかな温風。排気FANは1700~3600回転まで内部温度に応じて無断階に回転数が変化します。

◆ 排熱:筐体の温度

筐体の温度はベンチを回してファンが最大回転をしてもほとんどパームレストやキーボードは暑くならないです。ファンクションキーあたりがほんのりするくらいでしょうか。
排気口から出てくる温風自体はかなり熱いですが、ファンコントロールが素晴らしいのか、ファンの性能が高いのかベンチマークではDRAGON GAMING CENTER測りでCPU 52℃、GPU 68℃、SpeccyでもCPU 52℃、GPU 66℃くらいまでしか上がりません。夏場はまだ上がるのでしょうか?
POWER CONSUMPTIONでは最大で91Wまで消費電力が上がりました。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ

冷却ファンの性能がGT70より高く思われます。GX70の放熱に比べると、ファンが高回転で回っている時間が少ないです。GPU温度が上がっても、ファンがゴーと高回転になって20秒位でGPU温度は40℃代まで下がり、ファン回転数も下がります。総じて静かな機種でしょう。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

モバイル性能は……3.8Kgが持ち運べるかといえばYesですが、バッテリだけだと3時間保たないのでACアダプタ必須です。ACアダプタは210Wタイプ。iPhone6Plusの箱くらいの大きさです。

◆ その他

底面がメッシュ構造で、そこから吸気をしているのでしょう。ビス6本で内部に到達しそうですので、いろいろいじることは可能そうです。SSD4発+1T HDDがあれば増設することはないかも、ですけど。メモリーは増設スロットが2本あるようですがDDR3Lが必要なので安くなってから増設ですかね。

◆ 総評

GTX970Mが載ったGS60を買っていればGT72は買わなかったかも、です。
ただGS60では味わえない余裕がありますね。重さ・大きさとトレードオフですけど。