ドスパラ PrimePC Evolution

評価95 点
GPUMobilityRadeon X700
CPUPentium M
DRAM1 GB
OSXP
投稿者Lime_the_Okameinko
2005-09-21 16:48:46
◆ 購入のきっかけと価格

Webで見かけて・・・スペックの割に安いかも、と思いました。
購入価格は¥169,800でした(現在は、パーツ構成が若干変わり、価格も変わってます)
・・・実は、この価格はPentiumM 740(1.73GHz)/メモリ1GB/HDD 40GBの価格です。
現在は、PentiumM 770(2.13GHz)/メモリ1GB/HDD 100GBに、何故か成長しています(苦笑)
この構成だと、当時22万~23万だったと・・・思います。
・・・「これでじゅーぶんでしょ」と思ってたのに、使ってるうちに「ああ、アップグレードしたいなぁ」となる、いつものパターンでした(笑)
最初からそっち選べば、随分安かったのにね。
でも、一つこれで良かった、と思っている事もありますが・・・

◆ 実際の体感速度

個人的には、PentiumMのマシンは初めて購入しました。今更ながら、すばらしいプラットフォームですね。
メインとしては、Athlon64 FX-55(nForce3 Ultra)とAthlon64 3200+(K8T800Pro)(Winchester)マシンを自作して使用していますが・・・ほぼ遜色無い体感速度とベンチマークに感動しています(勿論、苦手な処理では劣りますが・・・)

会社では、やはり自作したPentium4 3GHz(Prescott) (875)マシンを組んだばかりですが・・・今のうちに売り払って、PentiumMベースで組み直そうかな?(噂に違わぬ凄い発熱&消費電力で・・・)Athlonばかり使ってきた私なので、Pentiumも使ってみないと分からないよね?と言い訳して組んだのですが・・・私にとってPrescottは「失敗」でDothanは「素晴らしい!」と分かりました(高い授業料だこと)

◆ 液晶の質

いわゆるワイド液晶(WXGAに近い)で、解像度は1280×800の光沢液晶パネルです。
・・・正直に言うと、私はあまり光沢液晶パネル、好きではありません。確かに綺麗なのですが、角度によって写り込みしてしまうので・・・

◆ キーボード

結構良いと思います。柔らかめ、クリック感がさほど無いタッチだと、私は感じました。

ノート型ですと、たくさんのキーを詰め込む為に、無理矢理なアサインになっている時が良くありますが、このモデルでは、ほぼデスクトップ機で一般的なキー配置になっています。
例えば、エンターキーの両脇などによけいなキーが無く、とても大きい・・・タイプミスが減ってとても気に入ってます。

◆ サウンド

スピーカは2ch、パームレストの下(筐体下側)に付いています。
まぁ、この大きさと出力で考えれば、良い音がしていると思います。エフェクトかかっているのか結構反響しているような音です。お風呂場モード?(笑)

◆ 筐体:強度と質感

筐体デザインには、これと言って奇をてらったデザインはなく、シンプルにスマートにまとまっていると思います。
私は、ゴテゴテ飾ったデザインは好きではないので、こちらも気に入ってます。

◆ 筐体:各種コネクタの位置

USBポート(4ポート)が背面にしかありません。できれば、側面にも欲しかった。
メーカーモノではあり得ない?パラレルポート、アナログRGBも背面です。
IEEE1394は、4ピンのminiタイプですが、右側面に1ポートあります。
メモリカードリーダを付けてくれたのはうれしいのですが、SD/MMCとメモリスティックという構成・・・できればCFも読み書きできるようにして欲しかった・・・そうすれば、私の所有デジカメ、ゲーム機のメモリカードがすべて使えたのに・・・まぁ、PCカードアダプタもって行けば済むことでしょうけど。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音

確かに底面は熱いですが、キーボード、パームレストの所までは殆ど伝わってきません。キーボード中央がちょっと暖かいかな?程度です。結構涼しい環境(20~25℃)で使用している所為かもしれませんが・・・

それに、とても静かです。
冷却Fanは一つありますが、かなり静かなマシンだと思います。

熱も騒音も気にならず、使用していてストレスありません。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱

このクラスのNotePCとしてはかなり小型だと思います(105mm×45mm×30mm)
「熱い」という程ではなく「暖かく」なります。
・・・冬になったら、懐に入れておけば、程よい懐炉代わりになるかも(笑)

◆ モバイル性

まぁ、ちょっと厳しいですね。重量も2.85kgだったか・・・結構ズッシリ感じます。

また、ワイド液晶モデルの為か、横幅が結構あり、A4ファイルサイズのキャリングバッグではピチピチです。大きめのキャリングバッグが必要ですね。

◆ その他

最初に、CPU、HDDを載せ替えた、と書きましたが・・・最初の1.73GHzの740と現在の2.13GHzの770で、CPU温度の変化は・・・というと、殆ど無いか、むしろ下がった様に思います。ASUS Probeでの測定なので、100%信じて良いか分かりませんし、PentiumMの経験も少ないので、差が無いモノなのかもしれませんが・・・
おそらく、ヒートシンクの取り付けやシリコングリスの為かも?と思っています。が、他の同マシンをさわった事ないので、確信は持てません。
元はかなり堅いグリス(サーマルパッド)で、CPUコアとヒートシンクにボツボツとなるくらい付いていました。ヘラで削ってもなかなかとれない位の堅さでした。
それをクリーナなどで綺麗に拭き取り、シリコングリスをCPUコアに塗って組み戻しました。

もちろん、ドスパラのサポートが受けられなくなるのは覚悟の上です。人にはとても勧められないので、ここで書くべきではないかもしれませんが。

◆ 総評

私個人としては、DELL Inspiron 5000(PentiumIII-700MHz(440BX))以来のNote型なので(苦笑)
隔世の感があります。GPUも搭載し、これだけのパワーを持つなら正に「DTR」としての用途にマッチする様に思います。私もデスクトップ機の使用頻度が減りました。
これで、ワイド液晶では無しに、SXGA+位の液晶を搭載したモデルが有ったらなぁ、とも思います。

それに、やはり自分で選んだパーツで好きに組めるのが楽しいので、ドスパラさん、ぜひベアボーンとして販売して欲しい所です。