ソニー VAIO VGN-BX90S

評価90 点
GPUMobilityRadeon X700
CPUPentium M
DRAM1 GB
OSXP
投稿者m-safe
2005-12-18 22:20:00
蹴茶さんのサイトはずいぶん参考にさせて頂いたので、僭越ながら投稿させていただきます。

◆ 購入のきっかけと価格
自宅用で3年目を超えたThinkPadG40を所持していたのですが、HDD容量やら処理速度で段々不満が蓄積してきたので購入しました。どうせ買うならMMOとか3Dゲームができるものを、と。

そして、SonyStyleで以下の構成

14.1SXGA+対応クリアブラックLE液晶 / XP-Home / RADEON X700(256) / PentiumM760(2G) / Mem1G(512x2) / HDD 100G / DVDスーパーマルチ / Bluetoothなし / FeliCaなし / Webカメラなし / Officeなし / 3年保障ベーシック

XPはHomeなのでBX90"S"です、Proなら"PS"でしたが。価格は229800円+銀行振り込み手数料でした。

メモリはサードパーティものが安価なら最小構成→別買いの1Gx2を考えていましたが、S.O.DIMMの対応1Gがまだ案外高めなので、Total1G でとりあえずは満足することにしました。ノーブランドのバルクはちと怖いので。^^;ある程度値ごろ感が出てきたり、不足を覚えたら買い足そうかと。

また、OfficeはとりあえずOpenOffice.orgで済ませました。仕事メイン機でしたら迷わずMSOfficeを買ったのですが。

◆ 実際の体感速度
早いです。使い出しのインプレとしては仕事場にあるデスクトップのPen4マシンと体感的に差が無いです。

◆ 液晶の質
Goodです。クリアブラックは映りこみを諸氏が報告されていましたが、確かにあります。そこは用途や好みかも。ドット抜けなどなし。若干輝度が強めな感がしますがそのまま使っています。

画面サイズは14.1ですが、必要にして十分な大きさです。個人的にノート用にベストな大きさと感じています。

◆ キーボード
打鍵の感触はやや軽め(ヤワいとか貧弱と言っている訳ではありません^^;)。

キーの間隔なんかは丁度いいのですが、左からCtrlキーとFnキーの順になっているので、キーマクロ派としては使っていたマシンと異なるために若干戸惑ったりしました。

あとはページアップ/ダウンキーがFnに割り当てられてましたが、これは残念でした。

◆ サウンド
並です。ノートのスピーカーとその音としてはこんなものかな、と。

◆ 筐体:強度と質感
Goodです。ヤワい感じがありません。マグネシウム合金は確かに堅牢さと高級感があります。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
特に問題無いかと。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音
発熱は高め。右手パームレスト直下付近が結構な熱です。キーボード側は人肌からちょっと上くらいでしょうか。底板の同箇所は結構熱いかも。低音やけどしそう、までは無論いかないですが夏場が不安です。ギリひざ上で使えそうな範囲かと^^;

ファンは(Webブラウジングやオフィススイートの使用などの)通常使用で時々まわっていますが、静かな部屋ですとファンの音の大きさは若干気になるかもしれません。
ベンチマーク中はフル回転で音も大きめでした。作業やゲームに集中していれば気にならないとは思うのですが。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱
大きさは縦横がタバコの箱の縦横2個分くらい、厚みがタバコの箱の厚みの1.5個分くらい。発熱は人肌のちょっと上くらい。

◆ モバイル性
屋内ならまったく問題無いレベルです。ただ、これを1日中持ち歩くには若干重いです。朝夕の通勤/通学のときや乗り物の移動メインならokでしょうが、営業マンが1日中歩いて持ち歩けるかと訊かれたらちょっと厳しいと答えます。

◆ その他
3Dmark05はFree版を試したのですが、最初のFPSっぽいデモのときに原因不明のエラーで落ちました。^^;;; パッチも当てたんですが...orz
FFXI Benchの実行時はVAIOの常駐物を落とし、NortonISを無効+Auto-Protectオフ+ログオフして実行しました。Highは前述のとおり4695、Lowは6956でした。
GPUのドライバーですが、工場出荷時のものにWeb越しにVAIO Updateで落としたVAIO Graphic DriverなるものにCatalystControlCenterほかが入っていました。

ThinkPadユーザだったのでスティックポインタが嬉しいです^^

◆ 総評
気になる箇所はありますが、良い買い物をしたと考えています。

本当のところ蹴茶さんがご指摘されていたようにYonahや、もっと云えば次期Win登場間近まで待つという選択肢もあったかも知れません。
ですが、多数のアプリを並走させる使い方はしていないので、現状のマルチプロセッサ的に見えるデュアルコアのメリットは僕にはまだ薄いかと判断しました。^^;

次世代シングルコアには惹かれましたが、まだ時間がかかるでしょうし。
ただ、次世代シングルコアが出始めて現行世代が値下がりする可能性は後ろ髪がありましたが...orz

そういった葛藤をチャラにしてくれるものが本機にはあったと考えています。
数年来アンチソニーに傾きかけていたのですが、転びました。(^^A;

当面はMMOに手を出しながら1月のAge of Empire III(日本語版)を待ちたいと思います。m(_ _)m

----- 以下12/22追記 -----

3DMark05(Free版、v1.2.0+patch)が落ちた原因が判りましたので追記します。
結論から申し上げればNortonIS2005でした...orz

まとまった時間が取れたので、帰宅後に完全に電源をOffしてあった状態から立ち上げ、3Dmark05を再度実行しました。再現性を見たかったのでDriver群は前回より変えておりません。

で、FFBench実行時と同様に常駐物を落として実行しましたところ、普通にパスしました^^;;;

その後3本実行し、各実行の間に1分程度のインターバルを置きましたが無事に実行完了。
平均のスコアは2629でした。ASCII24のインプレ記事と同じくらいのオーダーなので安心し、結局原因は何だったのか愚考しました。

常駐物の落とし忘れがあってまずかったのかと思い、通常の使用環境でのスコアも見たかったので再起動して常駐物をデフォルト状態で実行しました。
すると最初のテストのムービーが終了した直後にエラー発生(^^A;
その後、MSMessengerやQuickTime等だけを残して実行しましたがNISがクロっぽいです。

大変お騒がせいたしましたm(_ _;m

BX自体はキビキビと動いております。^^v