Lenovo ThinkPad T60p 2007-83J

評価92 点
GPUMobilityFireGL V5200
CPUCore Duo
DRAM1 GB
OSXP
投稿者宵待雨月
2006-03-29 17:11:18
◆ 購入のきっかけと価格
使用していたパソコン(VAIO PCG-V505/B)がスペック的に限界になり、光学ドライブとファンも故障していたため買い換えすることを決めました。

選んだ理由としては
1.なるべく長期間使える物
2.壊れにくい物
3.持ち運びできるギリギリの重さで最高のスペックの物
ということで、Thinkpad T60pにしました。

VAIO SZも候補に入れてたのですが、金銭的に余裕が出来たので、ThinkpadT60pに決めました。

◆ 実際の体感速度
速いです。
メモリを2GBに増設したということもあって、ストレスを感じる場面というのは今まで生じていません。

◆ 液晶の質
14.1インチのSXGA+ゆえか、視野角はそれほど広くありません。まぁ、これはSXGA+の限界でしょうか。

◆ キーボード
前のVAIOの浅いストロークに慣れていたのですが、これはこれで打ちやすいです。
Winキーについては、前機でよく使っていたのでない方が困ります。
トラックポイントは、ほぼ未使用です。

◆ サウンド
基本的にイヤホンを差して音を聞いているので、スピーカについての善し悪しはわかりません。
ただ、スピーカーが底面に付いているのため、冷却シートなどを使っている人は音が極端にこもるんじゃないかなと思います。

◆ 筐体:強度と質感
液晶辺りの剛性はさすがです。ただ、パームレスト辺りはいかにもプラスチックという質感なのでこの部分では絶賛できる程ではないです。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBコネクタが3つあるのは良いのですが、右奥に上下重なっているので、二つ埋まっているときに下だけ抜くのがつらいと感じるときがあります。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音
ファンは常に回ってる感じですが、凄く静かです。外付けのHDDの方がうるさいくらいです。


ここで気になったのは、Core Duoの性能の高さ。これってCPU使用率が100%になることが、普通に使ってる上では無いんですよね。

そこで意図的に負荷をかけて温度を計測してみました。
負荷をかけるに使ったソフトは午後ベンチとsuperπ。これを同時使用でやっとCPU使用率が常時100%になったので、これで十五分負荷をかけてみました。
結果は片方のコアが71℃もう片方が73℃です。
システムが不安定になることは全くなかったのですが、ちょっと温度が高すぎるのではないかとは思います。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱
熱もそこそこ、大きさもそこそこ。特に可もなく不可もなくです。

◆ モバイル性
大きくて重めですが、がっしりしてるので持ち運びは逆に楽です。上に本を数冊載せてちょっとオフィスを持ち歩き、なんてことも出来そうです。

◆ その他
まず、買ってシステムを立ち上げる前に1GBのメモリの増設をしたのですが、それにちょっと手こずりました。

メモリを取り付けるにはパームレスト部分を外さなければならないのですが、それの外し方が説明書を見ても良く判らず、取り外しに30分。取り付けるのにもちょっと工夫が必要で、これを何とかするのに試行錯誤で1時間。

自分は手先が不器用だというのもあるのですが、もうちょっとメモリの取り付けくらい簡単にしてくれても良いのではないかと思います。マニュアルを見る限りだと、ハードディスクの交換の方が楽そうです。ここは個人的にはマイナスです。


あと、GPUの方で思ったほど性能を発揮してくれなかったのがちょっと不満です。
DirectX処理が本分ではないとしても、X1600に負けるのはどうかなぁと思います。
これもマイナスです。

◆ 総評
全体的に凄いレベルの高い仕上がりとなっています。三年前のノートとは比べる術を持たない位です。
Thinkpad独特の部分があるため、まだ慣れないところもあるのですが、これも含め長い間付き合っていければ良いと思います。