Turion64+指紋認証ノート HP Compaq nx6125

歳末商戦真っ盛り。
ボーナスを前に購入相談を受ける機会も増えている蹴茶ですが、ヒューレットパッカードの「nx6125」に触れる機会が得られたので、さっそくレビュー!

nx6125フロント  後ろ姿 デザインは渋め

ao.gif はてさて nx6125 とはどんな機種なのか?

基本的には「普及モデル」ですが、兄弟モデルのPentium Mノート「nx6120」が10万円を大きく切り、最安値を狙うタイプなのに対して、nx6125は微妙にマニアック。

  1. AMD Turion 64 ML-40 (2.2Ghz)
  2. 指紋認証システム
  3. PCI Expressスロット

などなど、おそらくライトユーザーな方には、使い方や何がスゴイのかわからない特徴が多いのが特徴(笑)

ヘビーユーザーでなければ、Pentium MとTurion 64の違いを想像できる人などそうはいません(^^;
Turion 64はだいたいの目安としては、同クロックのPentium Mに相当する性能と考えていいと思います。

 指紋認証 キモとなる指紋認証システム 超便利 (詳細は後ほど)

 

ao.gif 防弾仕様? 筐体&排熱

筐体はマグネシウムフレームが使われ、パームレストには傷の付きにくいスクラッチフリー素材「レキサン」が使われています。元々防弾用の素材というのがステキです。 

肌触りはツルツルしてますが、キュキュっと音が鳴る風ではなく、しっとりした表面。
ツヤ消し処理が施された感じで安っぽさは皆無です。指紋がまったく付かないのもナイスですね。

指で触れても 指紋は付かない

背面デザインはスッキリ 背面HPロゴは控えめ でかくても困りますもんね。

 

ao.gif 飲料耐性のあるキーボード しかし‥‥

キーボードはThinkPad、dynabookで一躍脚光を浴びた液体防止シート(デュポン社製「マイラー」)付き。
ThinkPadのように排出口まで作られてはいませんが、コーヒーをこぼしても即故障とはならないとのこと。
 (アメリカで多いらしいです...コーヒーこぼす人)

nx6125_17.jpg

キー配置はいまいち。

国内大手モデルではほぼ無くなった、ENTER右横にHOME/PageUPキーなどが配置されているタイプです。

若干、ENTERの横に隙間が空けられているのですが、やっぱり慣れが求められる配置ですね。

キータッチは好みが千差万別で一概には言えませんが、蹴茶の好みからはちょっと外れてます。
Inspiron 9300と比較すると押し圧が堅めで、キー自体にカチャカチャと若干の遊び(ぐらつき)があるため、若干気になっています。打鍵が強い人はあうかもしれませんが。

 

ao.gif 水平スクロールもできるタッチパッド

手首で押してしまわないためか、タッチパッドのボタンも堅い。パッドは通常ある右隅をなぞると縦スクロールするだけでなく、底辺を横向きになぞると水平スクロールできるドライバが入っています。
タイピング中の手の平による誤作動を防ぐ感度設定なども、もちろん可能です。

表面は傷防止コーティング

 

タッチパッド設定

 設定画面

タッチパッド表面も傷防止コーティングがなされている

 

 

ao.gif 指紋認証

これがnx6125、最大の特徴。

いまや携帯や、話題のバイオBXにも搭載され、普及の兆しを見せはじめている指紋認証ですが、nx6125のシステムはHP謹製の指紋認証ユーティリティと相まって、強固なセキュリティと、強烈な便利さという相反するものを同時にもたらしてくれます。

指紋認証

 

複数の指を登録できます

指紋認証装置
(真皮を読み取るタイプ)

 

認証画面
 

指紋の登録は付属の「SecurityManager」で行います。作業はごくごく簡単なのですが、ユーティリティがほとんど日本語化されておらずとまどうかもしれません。早急の日本語化を期待したいところです>HPさん。

登録前は何かと登録を促すヘルプバルーンが出るので、さっさと済ませてしまいましょう。

 やり方は、まずはタスクバーに入っているSecurityManagerを呼び出し、普通にログインしてください。
 その後、RegisterFingerprintsを選べば指紋登録が開始されます。

ユーティリティは英語のまま 認証画面

指は何本か登録しておきましょう。

 

ao.gif 指紋でメンバーサイトにも簡単ログイン

登録が終わればWindows自体のログインや、BIOSレベルでの起動にも指紋認証をかけることができます。OSのログイン程度なら、起動時だけの手間なのでさしたる感動もないのですが、ネットをチェックしはじめるとその便利さは感動へと変わります。

例えば、某サイトへログインしようとすると...

ポップアップ 初回はポップアップに構わず、普通にログインしましょう

すると、パスワードのプロファイル登録が出現

オプション設定

 

ここで、文字を入力するだけでなくSubmitまでやらせるのか、それとも毎回指紋認証を行ってから、パス入力するのかなど、スクリプトの動作ルールを選ぶことができます。

次回からはログイン画面にアクセスするだけで、ID、パスワードが自動的に埋まってログインします。

 おおお!

各オプション設定は、サイト1つずつに設定可能なので、機密度の低いショッピングなどのパスは全て自動に。重要度の高い銀行やアダ○トサイトなどには指紋認証を毎回求めるよう設定すると良いでしょう。家庭内プライバシーもこれで万全です。

奥さんや子供さんとパソコンを共用しているお父さんには是非おすすめ(笑)
このほかにも、指紋で特定のアプリを立ち上げるなどといったことも可能なようです。

 

ao.gif CF以外はOK メモリーカードスロット

nx6125のカードスロットは、

 SD, メモリースティック, xDピクチャー, スマートメディア

と、コンパクトフラッシュを除いたメモリーカードに対応。
HPは以前のモデルからそうですが、カードがない時はドライブごと消える設計になっています。便利デス。

SD2.jpg


カードをさすと
表示される

SD.jpg

nx6125_29.jpg こんな事態にはなるとややこしいですね...(うちのパソです

 

ao.gif 各種ポート

兄弟機のnx6120には存在する、シリアルポートやパラレルポートなどレガシーなポート類は一切なし。
一方でnx6120にない、PCI Expressカードスロットを持つなどトレンディなポート装備になっています。

nx6125_31.jpg

 

nx6125_32.jpg

PCカード、PCI Expressカードスロットは
ダミーカード方式。

 

指紋認証があるためか、右側面は
コネクタはモデムのみ。

 

 

 

nx6125_33.jpg

 

nx6125_35.jpg

 

 

ドッキングステーションコネクタ有

 

ao.gif 光学ドライブは?

TEAC DV-W28EW

国内ではバルクでも出回っていないのか、情報がほとんどないですね。

 

ao.gif ゲーム性能は?

当サイトの常連さんなら、ビデオコア名「ATI Radeon XPRESS 200M」を見ただけでだいたい予想は付くかと思いますが、ほぼその予想通り。

現在、圧倒的に採用数の多い Intel 915GM よりはスコアは良いです。

が、MobilityRADEON 9700 のような旧世代のハイエンドクラス、M.Radeon X600やGeForce Go 6600といった現役ミドルクラスのGPUには遠く及ばない性能です。シビアにクラス分けするなら、中の下といったところ。

3DMark03スコア 3DMark03

3DMark05スコア 3DMark05

FF11スコア FinalFantasy XI ベンチ2 [1867]

 

ao.gif CPU性能

Turion64のCPU性能はいかほどなのか。
CPUの純粋な性能を測るベンチマークの1つであるSuper PI(104万桁)を実施してみました。

nx6125_43.jpg

 Turion 64 ML-40 2.2Ghz

 Pentium M 760 2.13Ghz

うーん、5秒の差がついています。
蹴茶はこれまでクロックが同じであれば、Pentium M系と同等と思っていただけにちょっと意外でした。

 

ao.gif PowerNow! と 静粛性

Turion 64 には Intel の SpeedStep にあたる PowerNow! というクロック制御の仕組みが備わっています。
下の図は何もさせていないアイドル時から、負荷をかけ、途中でACアダプタを抜いて、作業終了という一連の手順の結果。

nx6125_41.jpg

 

まず最初のアイドル時は、Turion64は800Mhzで駆動。

その後、負荷がかかると最高Hzの2.2Ghzまで上昇。

ACアダプタが抜けてバッテリー駆動になると1.8Ghzに低下。

 CPUクロック

 

 

 

 

 

nx6125_42.jpg

 

温度は負荷がかかると一気に60℃まで上昇。すると冷却ファンが回りはじめ、CPUは一時冷却。

しかし熱はたまり続けるため、再び上昇に転じ64℃付近まで上がり、そこでファンの回転数がもう一段速くなり、64℃付近で頭打ちとなりました。

温度変化

 

 

冷却ファン音は、以下の通りに変化します。dB数値だけ見ると、以前のInspiron 9300よりもうるさい結果となっていますが、実際耳で聞いた感じでは高音が少ないためか、9300よりずっと静かに感じます。

nx6125_46.jpg

 

nx6125_44.jpg

 

nx6125_45.jpg

アイドル時
35.9dB

 

冷却ファン回転 レベル1
81.7dB

 

冷却ファン回転 レベル2
84.9dB

 

ao.gif まとめ

直接のライバルは同じくSXGA+の液晶を持ち、指紋認証なども備えるバイオBXあたりでしょうか。
もちろん、兄弟機のnx6120も強力なライバルです。

nx6125のアドバンテージは、指紋認証を備えた上での抜群のコストパフォーマンス。以下の表に、ほぼ同スペックで価格を比較してみましたが、nx6125が買いやすさという点では頭1つリードしています。

 

HP nx6125

HP nx6120

VAIO typeBX

CPU

Turion64 2.2Ghz

Pentium M 760 2.0Ghz

Pentium M 760 2.0Ghz

ビデオ

Radeon XPRESS 200M

Intel 915GM

Intel 915GM

HDD

512MB / 80GB

512MB / 80GB

512MB / 80GB

液晶

15型 SXGA+

15型 SXGA+

14.1型 SXGA+

光学

DVD±R

DVD±R

DVD±R 2層対応

無線

802.11b/g

802.11b/g

802.11b/g

カード

MS / SD / xD / SM MS / SD / xD / SM MS / SD

USB

3 4 3

指紋

×

厚さ

31mm以上 31mm以上 31.8-33mm

重量

2.79kg

2.79kg

2.5kg

価格

15万150円

18万600円

19万4800円

 

nx6125

nx6120

VAIO Style

逆にマイナス面は、ビデオ性能の弱さです。バイオBXはBTOの選択肢にMobilityRADEON X700があるため、構成によってはnx6125では手も足もでないほどに3D性能に差がついてしまいます。特に最新のBattleField 2やDOOM3といったゲームをプレイする予定なら、バイオBXにすべきといえます。

ただ、「スカッとゴルフ パンヤ」や、「ラグナロックオンライン」といった韓国系のライトゲームなら、nx6125でも十分対応可能と思われます。自分のやりたいゲームとお財布との相談ですね。

 → nx6125 (9万4500円より)
 → nx6120 (7万3500円より)

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