2008年1月 感圧、デジタイザー両対応 Pavilion tx2005

10万円を切るタブレットPC「Pavilion tx2005」についての発表会生レポ。
 ⇒ HP Direct+ 発売記念キャンペーン 10万2900円 / 製品ページ 
     売り切れた模様

Pavilion tx2005

hpに新商品発表会に招待してもらったのはいいのですが事前情報は無く、会場で変わり映えしないdv6700やdv9700に遭遇してちょっとがっくり。でもそんな中、唯一進化を見せていたのが「tx2005」です。

タブレットPC「tx1000」の後継ですが、これまでの感圧式に加え新たにデジタイザー式に対応。LenovoのThinkPad X61 Tabletのようにデュアル対応になっています。百聞は一見にしかず、動画をどうぞ。

Pavilion tx2005 感圧とデジタイザーの様子

 3.36MB WMVファイル

ついでに感圧式の感度も向上していて、ペンでなく指でなぞるだけでもプツプツ断線しなくなり、書き心地が全くの別物になっています。tx1000動画と比較してみるとわかりやすいです。
 → 蹴茶: Pavilion tx1000 レビュー

担当の方いわく、

 「ワコムの最新技術が投入されていて、これで満足できなければタブレットPCを諦めるしかない」

と強気発言が出るほど。

相変わらずタブレット機能を抜くとモバイルには不向きな重いモデルなので、興味本位だけで買ってしまうと一時のおもちゃで終わってしまいますが、タブレットPCでやりたいことがはっきりしているなら、両対応のタッチパネルで10万円台は非常に強力です。

 

Pavilion tx2005 写真

写真も撮ったのですが、照明がきつすぎて上手く撮れませんでした。
配布された資料用の写真も載せておきます。

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パームレストにも紋様が入っています。HPの特徴でもあるタッチパッドON/OFFボタンも健在。

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仕様ページにも写真がありますが、キーボードはこんな配列です。キーピッチは19mm。

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 → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0124/hp3.htm
 → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0124/hp1.htm

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おまけ 日本写真印刷

Pavilionシリーズの特徴ともいえる「ZEN-design」は京都にある日本写真印刷の技術。
加飾フィルム(加工の動画がある)と呼ばれる加工で、フィルム上に載せた絵柄を天板の素材上に転写して作る。耐磨耗性に優れるため、後工程で表面をコーティングする必要もなく、大量生産に向くそうな。

Pavilion以外だと、auのINFOBAR 2、薄型テレビのベゼルなども手がけているとのこと。
知名度は高くないと思うのですが、意外に身近なところに入り込んでいる会社です。

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tx2005_11.jpg これが転写される つや消しも可能らしい。

この加飾フィルム事業以外にも、NINTENDO DSのタッチパネルも手がけており、工場も日本、中国、アメリカ、シンガポールと世界中にあるそうです。結構グローバルな会社です。

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 → 蹴茶 3Dゲームをノートで