05
27
2017
活動量計の消費カロリー値は本当にあっているのか?
活動量計の消費カロリー値は本当にあっているのか?
健康志向の高まりから人気を集めている活動量計ですが、身につけるだけで消費カロリーが測れると言われても「本当?」と疑問を抱くところです。そんな活動量計の実態をテストをした論文が発表されてます。
ソースはこちら
→ Accuracy in Wrist-Worn, Sensor-Based Measurements of Heart Rate and Energy Expenditure in a Diverse Cohort | HTML
比較する消費カロリーというと、FDA承認の機器である「QuarkCPET」を使い、呼気ガスをきっちり測定することで精度の高い消費カロリーを算出しています。

結果がこちら。縦軸に各製品、横軸に運動タイプが並んでます。

青色は論文で許容範囲とした誤差5%未満のもの。
橙色は誤差が5%を超え、許容範囲外とされたものです。
左の心拍数はおおむね青色で、Samsung Gear S2以外は測定がうまくいっているようです。
一方、右のエネルギー消費の方は惨憺たる結果でありまして、ほとんど当てにならないという結果に終わってます。
和製活動量計であるタニタのカロリズムは呼気ガスを測定する手法と結果をつきあわせてアルゴリズムを開発したと謳っており、どの程度の精度があるのか気になるところですね。
