02
03

「プリンタインクはシャネル5番より高い」 現行機種を比較

プリンタのインクコストを比較してみました。
きっかけはこの記事です。
 → どう考えてもプリンタのインクは高すぎる / 私が思う史上最強のプリンタはこうだ! – Pouch[ポーチ]

香水とプリンタインクを較べるという発想は無かったですねぇ。
インク割高論は意外と知られていないのでは。

L版写真に関してはオンラインプリントの低価格化によって、自分でやるより注文した方が安くなってます。家プリンタは撮ってすぐ出力 → みんなで楽しめるのがミソではありますが。
 → 蹴茶: 1枚5円のデジカメプリント 目指せインク商法打倒 [2011.11.5]


■ L版コスト比較

キヤノンとエプソン、両メーカーが公開している印刷コストをグラフにしてみました。
JEITAガイドライン(第1版)基準のL版写真印刷コスト。用紙込みです。
(出展: 2011年10月のキヤノンカタログ、2012年1月18日付けのエプソンカタログより)
インクジェット 公式インクコスト

PRO-1はプロ用ですが、先日取り上げたので混ぜてみました。
 → 蹴茶: キヤノンがプロ向けにインクタンク大容量化、ぜひ個人向けでも [2012.1.19]

インク数順にソートすると以下のようになります。

インクジェット 公式インクコスト インク数順

これだけみると“L版印刷はキヤノンの5色インク機が安い”。
PRO-1は大容量インクタンクを使っていますが、12色という多色のため特に安くはないです。

実際はノズルクリーニングに費やされるインクも少なくないですし、ドットカウント式のみの機種ではインクが残っていても交換表示が出るなどコスト上昇要因があります。

 → 蹴茶: 写真現像とプリンターの新モデル [2008.9.30]


■ ちなみに

JEITAの印刷コスト表示ガイドラインは第2版が昨年12月に公開されてます。
第2版は2012年8月1日以降発売の家庭用インクジェットプリンターから適用となっています。

インクジェット 公式インクコスト JEITA 第2版

第2版では測定に使われる写真が国際規格で制定されているものへと変わるそうです。
 → ISO Page Yield and Cost Data