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シャープ、Apple iPad用液晶出荷遅れる 未だ出荷できずか

以前、流れていたシャープ苦戦の話。
 → 蹴茶: iPadパネル、主力はSamsungで、LGがやや苦戦、シャープは大苦戦 [3.9]

シャープがアイパッド向けに供給するパネルとみられているのが最新技術「IGZO」を使った中小型液晶だ。だがシャープは当初、昨年内に出荷する予定だったが遅れている。2月1日の決算発表で片山社長は「パネルを顧客の製品に組み込む中で問題が出ていて遅れている。しかし2月くらいには出荷できると思う」と述べたが、3月に入っても出荷開始のアナウンスはない。

その中でアップルは現地時間7日に新型アイパッドを発表した。だがIGZOの出荷開始のアナウンスがないため、市場の中では、シャープは初期出荷分に納入できていないのではないかとの見方が広がってきている。アイパッド向けの出荷はシャープの「生命線」で、仮にアップル向けの出荷がなくなればダメージは計り知れない。
 → 〔アングル〕社長交代のシャープ<6753.T>に難題山積、液晶工場の減損や増資リスクも | ロイター


分解記事でもシャープ製の報は未だ無し(製造元不明はあり)。
 → 蹴茶: iPad分解 液晶はSamsung、LG、あと謎の1社 [2012.3.19]

決算資料では“開発・売上のズレ”という言葉で発表している。
シャープ IGZO ズレ

IGZOパネルは光透過率が高いとされ、期待通りの性能を発揮すれば新型iPadの弱点である消費電力の抑制に貢献できるのですが。

タブレットを皮切りに、ノートパソコン、モニターにも展開。
シャープ IGZO

2012/03/26 決算パネルを追加