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次期iPhoneはインセルタッチパネルを採用か
Appleが2012年第3四半期にリリースする次期iPhoneでシャープと東芝モバイルディスプレイ(ソニーも?)のインセルタッチパネルを採用すると予測。→ Apple next-generation iPhone likely to adopt in-cell touch panels, say sources
→ iPhone 5 unlikely to benefit Taiwanese panel makers: analyst - CNA ENGLISH NEWS
市場調査会社、DisplaySearch台北事務所の謝勤益・副総裁は4月19日、同社が台北で開催したカンファレンス終了後に会見し、米アップル(Apple)が東芝(Toshiba)、ソニー(Sony)、シャープ(Sharp)の日系3社に対し、次世代スマートフォン「iPhone 5」向けに組込型(In-Cell)タッチパネルの供給に全力を挙げるよう通知したと述べた。
→ iPhone 5用タッチパネル、東芝・ソニー・シャープが受注か In-Cellシフトで
インセル型の悩みだった歩留まりがAppleを説得できるまでに改善。シャープは5.5世代ラインでインセルパネルの生産を予定し、TMDは6世代ラインを活用。第2四半期には生産を開始。
インセルは名前の通りタッチパネル機能を液晶内に取り込んでしまうため、薄く、軽く、そして外光反射も改善されます。難点としてTFT基板が複雑化し、製造の難易度が高くなる=歩留まりが悪化する点が挙げられます。
参照
1年前のインセル型タッチパネル(静電容量型)の発表記事。
→ 静電容量型タッチ・パネル機能を内蔵した液晶、TMDが開発 - FPD - Tech-On!
ソニーのインセルタッチパネル「ピクセルアイズ」。
→ www.sony.co.jp/Products/SC-HP/cx_pal/vol91/pdf/acx433bln.pdf
もし採用が実現すれば、現在Appleにタッチパネルを供給しているTPKやWintekといったタッチパネルサプライヤーに激震が走ることに。TPKは新型のTOLシングルガラスパネルを開発中とありますが、インセル型は液晶メーカーでないと難しい。
→ 蹴茶: FPD International 2011、これは凄いをいくつか [10.28]
→ THE CHEMICAL TIMES 2011 No.4