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Ivy Bridge グリス問題、 熱伝導性能は落ちているのか?

いつも美しいCPUクーラーの写真を見せてくれる瀬文茶さんのコラムがVR-Zoneにて紹介されてます。お題は例のIvy Bridgeグリス疑惑(というほど疑惑でもないですが)です。
 → Ivy Bridge proven to suffer from poor thermal grease by VR-Zone.com

Intel IHS to Core

いきなり日本語のグラフが出てきてビックリ。
引用されたレビューはこちら。

テストの結果、OCZ Freeze Extreme塗布時には、各電圧の限界クロックに変化はなかったものの、殻割り前に動作クロックの引き下げが発生した条件でも、設定したクロックでベンチマークが完走した。Liquid Pro塗布時には、4.7GHzと4.9GHzが1段階下の電圧でベンチマークが完走するようになったほか、5.0GHz設定でもベンチマークの完走に成功した。どうやら、Ivy Bridgeは空冷で実現可能な温度域でも、動作温度に応じて多少オーバークロック耐性が変化するようだ。

空冷レベルではグリスの塗り替えによって大幅なオーバークロック耐性の向上が期待できるわけではないようだが、少なくとも標準状態に存在する温度の壁を越え、常用可能な動作クロックを高める効果はありそうだ。
 → 【瀬文茶のヒートシンクグラフィック】【番外編】Core i7-3770Kの「殻割り」で熱輸送のボトルネックを確かめる


なるほど。
定格使用でもTurbo Boostの作動範囲を広げる効果があるとのこと。


関連
 → Ivy Bridge / Core i7 3770Kを殻割りしてみる。。。: BurningBlood
 → 高級グリスと格安グリスでCPUの冷え方はどう変わる?:PC Online
 → Intelの新CPU「Ivy Bridge」が高熱になる「ダブルグリスバーガー症候群」状態 - GIGAZINE