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PS3がSSD搭載、筐体一新は2010年ごろ?

PS3登場時に「将来はHDDを捨ててSSD化」というネタを書きましたが、そろそろ実現性が出てきたように思います。HDDはモーターがあって、磁気ヘッドとディスクがあって、そしてその周りを密封ケースが覆ってというその仕組み上、ある一定の価格以下には値下げしにくいアイテムです。

SDカードなら平気で1000円前後でも製品化されていますが、HDDで1000円前後の商品は中古でもない限り見たことがありません。価格比較サイトをみても新品では5000円が一つの山のようです。

となると5000円前後を目処に、PS3がSSD化することは十分考えられます。SSD化すれば騒音や消費電力も減りますが、搬送中の故障リスクも減らすことができ、売る側にも利点が多いはずです。

今現在5000円あれば8GBのSDカードが買えます。(参考価格 BestGate)
ADATA 8GB SDHC(SLC型)を例にファンの法則で予測すると
 2008年 8GB 2月
 2009年 16GB
 2010年 32GB
となり、2010年頃には大量購入なら40GBに手が届きそうです。もちろん、SSD化するにはフラッシュの弱点である寿命、速度を改良する書き込みコントローラーも要るのでSDカードのような値段にはなりませんが、PS3ほどのボリュームで大量調達すればそれほど大きな差も出ないように思います。

おそらく2010年頃には45nm Cellも製品化され、いまの大がかりな冷却も大きくカットできます。HDDスペースも要らなくなるので、ここいらで筐体もコンパクトに一新された新型PS3がお目見えするのではないでしょうか。
 → ISSCCに次世代Cell B.E. 45nm版が登場
 → CELLのロードマップ・他 マイコミジャーナル

既に物がある45nm Cellの完成度、フラッシュのだぶつき具合によっては来年中に間に合わせるなんてこともありうるのかな? しかしこうして考えてみると、昨年の1.4兆円という莫大な投資計画もPS3需要をある程度織り込んでいるかのように見えてきます。東芝の場合Cellを握っているので、Intelチップセットと無線LANチップのようにCellとフラッシュメモリの抱き合わせ販売も可能ですし。