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hp mini 2133 予約瞬殺 AtomとVistaの足枷は断ち切れぬのか
hp mini 2133の予約殺到。発表会で聞いたところでは、初回出荷数は数千台とのことでしたが、あっという間になくなりそうです。NetBook(UMPC)熱が盛り上がるなか、あえてダイサイズの大きいC7-Mを選び、Atom搭載のライバルに大きく先行できたのも良かったか。→ 初回分完売もしくは予約満了
ただ、各メディアのレビューが熱問題を取り上げなさすぎるので、それが周知されているのかが気になります。知っててポチるのと知らずにポチるのでは違うでしょうし。似た例として後のThinkPad X61の設計変更に繋がったTP X60系の熱問題があります。あの温度が今回のhp mini 2133と同じ46度程度らしく、似た展開になるのかもしれません。
→ ThinkPad X60s使ってみた感想 - ありすの日記帳
→ hp mini 2133 レビュー - 問題点は熱さと液晶、重さ
AtomはAtomで悩みを抱える
C7-Mに対するAtomはCPU性能だけでなく、コンパニオンチップ内蔵のGMA500コアがMPEG4 AVC(H.264)、VC1、MPEG2の各デコーダを搭載している点も利点です。特にH.264は今後FLV形式でも普及していくと思われ、CPU負荷の低減、それに伴う発熱の減少も期待されるところです。(実際FLVで有効かどうかは試したことないので保証はできませんが。いずれ。)
→ VIA CN896
→ Centrino Atomの詳細
その利点の反面、上位プラットフォームと喰い合わないための配慮と思われるメモリ 最大1GBの壁がAtom陣営の大きな足枷となるのはまず間違いないです。昨今、メモリ 1GBモジュールと2GBモジュールの価格差は数百円程度で、たいしたコストアップにもならないのですが、メーカーも辛いところです。Vistaで1GBは辛いですよねぇ...
「Vistaが重けりゃXPにすれば?」と誰しもが思うところですが、そっちはそっちでマイクロソフトが6月一杯でOEM販売終了という素敵なプランを実行してくれています。ダウングレード権を使う抜け道は確保されますが、メーカーの協力無くしては叶わぬところが残念。
→ Windows XPはダウングレード権で存続―MSは正しい選択をした - ITmedia
追記 FLVでの再生支援について
→ 蹴茶: フラッシュでの動画再生 FLVへのGPU再生支援