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栄枯盛衰 AMD (ATI)の逆襲 Radeon HD 5800
世界初のDirectX11対応GPU、「ATI Radeon HD 5800 (Cypress)」シリーズがリリースされました。詳しくは各記事を読んでください。4Gamer.net → 発表会メインレポ / 技術レポ / ベンチマークレポ
PC Watch → 後藤氏コラム / 多和田氏ベンチレポ
印象としてはAMDが自信満々で、鼻息が大変荒い。
GPU性能に限らずGPUコンピューティングでも
「デベロッパはかねてから“オープンスタンダード”を求めている」
「OpenCLとDirectX 11がCUDAを置き換えることになる」
CUDAからの乗り換えを促すプログラミングコンテストも開催
と、NVIDIAを攻める気満々です。
→ 【図1】Radeon HD 5000シリーズにおけるSweetSpot戦略
Evergreenシリーズ(デスクトップ向け) | ||||
Hemlock ~11月 | Cypress 今回 | Juniper 10月第三週 | Redwood 来年1~4月 | Ceader 来年1~4月 |
ノート向けには今回発表された「Cypress」ではなく、今後発表予定の下位モデル「Juniper」「Redwood」「Ceader」に相当するコアが担うことになりそう。かつてノート用独立GPUで圧倒的なシェアを誇ったATIは、NVIDIAの猛攻によりシェア喪失。去年は特に存在感が無かったですが、このEvergreen世代では一気にシェアを盛り返しそうですね。
→ 北森瓦版 - ノートPC向けのMobility Radeon HD 5000シリーズについて
Manhattanシリーズ(Mobility Radeon) | ||||
Broadway | Madison | Park |
Cypressを低クロック化してノートにねじ込む可能性が無いことも無いのでしょうが、だいたいJuniper以下のコアを当てはめるとこんな感じ?
関連
→ 蹴茶: NVIDIA 「DirectX11は重要ではない」 2009.9.20
→ 蹴茶: AMDはDirectX11対応準備を着々と 2009.9.2
→ 蹴茶: DirectX11の「Compute Shader」が助走開始 2009.6.13