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「過去に戻れるなら、(Vistaに)もっとネガティブな評価をしていた」

Vistaの前評判を振り返る記事。

MicrosoftがWindows 7のリリースに向かう中、発売前レビューはおおむね好意的だ。だが、Windows Vista発売直前のレビューもそうだったのだ。
 10月22日のWindows 7発売の数カ月前から、ComputerworldやNew York Timesなどの出版社は、特に高速化と古いコンピュータとの互換性の点で同OSを高く評価し、称賛していた。
 だがVistaも発売前は高評価を得ていた。当時ライターは新しいデザインをほめた――そして後に皆の不満の元になった奇妙な動作についてはもっともらしくごまかした。
「あのレビューを書いた当時、わたしはPC Worldの編集者だった。今思うと、もう少し高い基準を貫いていればよかった」と元PC World編集長のハリー・マクラケン氏は自身のサイトTechnologizerのブログで述べている。
 → Windows 7と同様、Vistaも好評だった――発売前レビューでは - ITmedia News


あの頃は二転三転するOS構想にやっと決着が着き、やっとかという思いはあったかと思います。うちの掲示板は冷め切っていましたが。
 → 蹴茶: Vista狂想曲で踊るのは誰? 2007.1.30

PC Watchライター陣もおおむね否定派。西川氏に至ってはタイトルからしてネガティブです。

麻布氏:

元間違いなく言えるのは、Aeroに関してはチューニングや調整がまだまだ不足している(ひょっとするとWindows Vistaで最も遅れている部分かもしれない)ということだ。しかし、Windows Vistaで「目玉」的な機能に祭り上げられてしまったAeroを今更なしにはできないだろう。
 → ITmedia +D PC USER:第2回 Windows Aeroの謎に迫る (1/2)



本田氏:

Longhornに期待されていたことだったハズなのに、これではWindows XPの改良版でしかない。2001年からの5年をかけて、やっと登場したものが改良版では気持ちが萎える。いったいWindows Vistaの価値は、どこにあるというのだろうか。
 → 本田雅一の「週刊モバイル通信」



西川氏:

「Windows Vistaを好きになれない理由」
(中略)市場としてはこれから盛り上がると言うのに、水を差すのは申しわけないと思うが、筆者一個人の意見として読んで頂ければと思う。
 → 西川和久の不定期コラム



PC Watch以外では戸田氏のように前向きなライターさんもいましたが

仕事柄、「Vistaはどうですか?」という質問を受ける。
僕は、一秒も迷わずに答える。「素晴らしいですよ!」と。
 → いったい我々はいつWindows Vistaに乗り換えればいいのか! - デジタル - 日経トレンディネット


 → 戸田覚:携帯ノートでもVistaは快適だった

関連
 → XWIN II Weblog: Windows Vistaは、なぜ計画より劣ってリリースされたのか
 → 蹴茶: Windows Vista(Longhorn)の次はLonghorn+1
 → 蹴茶: XPにSP3を適用すると10%速くなってしまいました 2007.11.30
 → Vistaの大本命「WinFS」を開発中止に追い込んだMSの企業文化とは?

当初想定されていた「Longhorn」というOS像が完全崩壊したのが大きな要因。
ちなみにVistaのバージョンは6.0、Windows 7のバージョンは6.1です。