07
01

CESは電子ブック真っ盛り、電子化への抵抗感

Kindle発売以前、『Kindle自体については、成功することは絶対ありえない 。以上』なんて声があふれていましたが、いま米国市場に限って言えば大成功と言ってもいいでしょう。本田氏が言及しているように、国内市場に関しては未だ疑問ですが。
 → Kindle、アマゾン史上最高のギフトアイテムに &電子ブックの売上、紙本を上回る

電子ブックリーダーについて話をするとき、本好きの人から必ず言われることがある。それは電子機器で本を読むことに対する抵抗感についてだ。また、所有物として本を持つことの喜びを電子ブックでは味わえないという話もよく聞く。
 → 【本田雅一の週刊モバイル通信】 2010年の電子ブック事情


蹴茶的には日本でも電子ブックはブレイクして欲しい。
よく「活字離れ」と言われますが、みなさん読書量は減ってますか? むしろWeb経由で読む量が増えているのではないでしょうか。

思うに「活字離れ」ではなく「紙離れ」であって、需要と供給にマッチしなくなった紙本が売れなくなっているだけのように思います。日本でも電子ブックはありますが、メジャータイトルが少なかったり、期限付きだったり、価格も安くなく盛り上がらないのも当然です。

その辺、おまんまの食い上げとなる出版の流通業者とどう折り合いを付けていくのか。10年かそこらで電子ブックが紙媒体を上回る規模になるわけでもないですし、既存流通を無視して話を進めるのは現実的ではないです。ソフトランディングを模索する期間が今後も続きそうです。模索している間に黒船がやってきてドーンというのがいつものパターンですが。
 → [ASCII.jp] 日本は電子ブック戦争になぜ敗れたのか|池田信夫の「サイバーリバタリアン」

 → 蹴茶: Kindle向け電子ブックの販売数が紙の本を越える 2009.12.29
 → 蹴茶: Kindle大人気 Amazon株価はこの発表で急上昇 2008.8.12
 → 橋本商会 » scansnapと裁断機を買って本を電子化しまくる