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フラッシュメモリ、DVD-R、HDD、各メディアの寿命

日経パソコンの電子版であるPC Onlineに興味深い特集があったのでご紹介。

 ■ 徹底研究 メディアの寿命 目次ページ
  → 【ハードディスク編】衝撃、振動がHDDのデータを壊す
  → 【DVD-R編】適切な保管と取り扱いで30年持たせる
  → 【USBメモリー編】放置厳禁!データの“自然蒸発”に要注意
  → 【総論】必ず壊れる記録メディアに万全の備えを!

USBメモリーの“自然蒸発”は世間的にはまったく知られていない現象だと思います。現に私の周囲にもSDカードに写真を保存している人が結構います。今後製造プロセスの微細化が進むにつれてより問題になってきそうです。

特定用途向けにはこんなものも。データ保存100年を謳うSDカード。
 → サンディスクの改竄防止メディア「SD WORM」が警察庁に採用 - デジカメWatch

HDDはヘッドが退避する時間があれば結構持ちこたえますが、退避する数ミリ秒さえ無い、カツンと突き上げられたり、20~30cm落ちるケースであっさり死ぬことが多いような。偶然かもしれませんが、先日は下階の改装工事でドスンと揺れて以来、HDDの調子が悪くなったという事例がありました。

Lenovo: (ヘッドの退避時間を)何社かのメーカーに確認したところ『800ミリ秒~1,000ミリ秒はかかる』と、普通に言われてしまったところもあったんです。(略)落下から着地までの間が、大体350ミリ秒(略)ヘッドを退避させようとしても、まるで間に合わない計算になってしまったのです。
 → Lenovo 第二章 間に合わない? ~“ミリ秒(1,000分の1秒)”の壁


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 → 2006年 アンケート結果 壊れた経験のあるストレージ
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 → HDDクラッシュ、ファイナルデータ (FinalData) で無事データ復旧