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NECとレノボ、パソコン事業合弁を正式発表
「まだ決まったものはない」と中途半端に否定していたものの、間を置かず正式発表となりました。→ [ITpro] NECとレノボ、パソコン事業合弁の理由
→ [PC Watch] 元麻布春男: PC-9801“ガリバー”のNECがレノボと合弁
→ [ASCII.jp] 大河原克行: レノボ×NEC提携を考える
これでどうなるかというと、こうなります。(参考)
両者共「イコールパートナー」を強調してますが、NECの米沢事業場の行く末についてNECパーソナルプロダクツの社長でなく、LenovoグループのヤンCEOが回答しているあたりに事情が見え隠れしています。ちなみにその回答は『長期的には見直す可能性はあるが、現状で具体的な計画はない』とのこと。
1億7500万ドル相当(約145億円)のLenovo株式を譲り受けたとあることから、これがLenovoがNECに支払った対価でしょうか。
■ NECがパソコン販売にこだわる理由
NECが自社ブランドのパソコン販売にこだわる理由として、一般消費者との数少ない接点であることが挙げられます。
「NECのブランドを一般消費者に浸透させることができるのは、パソコンと携帯電話だけ。ブランドを維持するために、パソコンは絶対にやめない。やめないためにはいい商品を作り続ける」
→ NEC、2007年度の経営方針を発表-「パソコン事業は絶対にやめない」と矢野社長
なので、若干の損失が出てもそれが広報としてカバーできる範囲なら続ける。その許容範囲を超えるなら合弁会社から手を引くという判断でいくのでは?と思ったりします。パソコンの損失が拡大しなければ合弁のまま頑張るのではないでしょうか。
関連
→ 蹴茶: 日本では強いNECだが、海外では存在感無し 2007.4.17
→ 蹴茶: AcerがGatewayを買収 2007.8.28