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落日のBlu-rayディスク、変容する記録メディア

タイトルから内容が想像できますが、東洋経済誌が作成したグラフが結構なインパクトです。
 → 落日のブルーレイディスク、変容する記録メディア

Blu-rayが盛り上がってないのもそうですが、ディスク全体が2007年をピークに右下がりです。HDDレコーダーを買っても、毎度ディスクに録画するユーザーはそう多くないですしね。

米国などはテレビ配信サービス「Hulu」が人気を得、相次いで有料ストリーミングが立ち上がるなど記録メディアどうこうより、クラウド化が進展しています。日本では既存メディアが消極的なので進展していませんが、YouTubeやニコ動などそれなりにオンライン視聴が普及してきています。

思い出すのは東芝の予測。ほぼこの通りの展開では。

「ある会社は“BDだけで”と言っているようですが、30GBとか50GBとか、ではやはり足りない。やはり録画はHDDで、残したいものを光ディスクに残す。NANDフラッシュもあり、遠い先は光ディスクもHDDもなくなる時代が来ると思いますが、当面は光ディスクとHDDを使い分けていく」
 → 蹴茶: 次世代ディスクは普及しなくても構わない 東芝の本音? 2007.11.1


将来的にはコンテンツを見る‘権利’を買って、テレビで見ればテレビの解像度で、スマートホンでみればその端末の解像度にサーバー側で最適化された映像を視られるというのが理想です。ただ各機器毎に課金するようなことになるのなら、依然としてユーザー自身がちまちまとバックアップを取り、ダウンコンバートするような状況が続くことになります。


■ ある意味理想型のオンラインストレージ

サーバーにアップロードしておくと、元フォーマットによらず自動的に各プレイヤーで見られる形にしてくれるオンラインストレージ。ある種の理想型です。

写真はSafeSync
SafeSync Streaming

ただSafeSyncは全く同じフォーマットなのに、見られるファイルと見られないファイルがあるなど、動作が不安定で実用的とは言い難い。(外では回線の問題もありますが。)