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日本でもX220でIPSが選べることが判明、Apple特需でIPS復権

ThinkPad X220の発表時はスルーされていたIPS液晶ですが、カスタマイズで選べますね。
 ⇒ ThinkPad X220

液晶をIPSに、メモリは 8GBに変えて、無線LANモジュールもせっかくアンテナが3x3なので、3x3対応のUltimate-N 6300(Puma Peak)にしてみた構成例。
ThinkPad X220 IPS 発注可能

IPS液晶はWEB限定となっており、X201s時代のWXGA+液晶の代わりに据えるのかもしれませんね。IPSかつ高精細というのがあればなおそそられますが。


■ もう1つのIPS、Eee Slate EP121

また純粋なノートパソコンではありませんが、IPS搭載のWindows7タブレット「Eee Slate EP121」がいつの間にか日本にも導入され、アマゾンなどで販売中です。
 → ASUSTeK Computer Inc. - Eeeシリーズ - ASUS Eee Slate EP121

ASUS公式ページより
IPS表記

液晶サイズは12.1型、解像度は1280×800で、ストレージはSSD 64GB。
 ⇒ Amazon: ASUS EeePad Eee Slate EP121 9万9800円

EeePC EP121

 → Windows 7 搭載の Eee Slate EP121正式発表、Core i5-470UM採用


■ IPS液晶が復権した背景

にわかに小型のIPSが増えた背景にはタブレットブームの影響で製造ラインの増加が。ソニーのように1モデルのために液晶の製造ラインを設けるようなメーカーはそう多くはありません。

復活?「小型液晶」 アップル特需は甘いか、酸っぱいか (東洋経済オンライン)より

このうち、TMDと日立ディスプレイズが製造している液晶は「低温ポリシリコンIPS」というタイプのパネルだ。アイフォーン4やアイパッドに採用されている超高精細液晶だ。

アップルの狙いは、パソコンモニター用のアモルファスシリコンIPSに加え、小型端末用の低温ポリシリコンIPSでも主力調達先となったLGへの依存度を下げる、というものだ。昨年年初、LGは量産ラインを計画どおりに立ち上げられず、アイフォーン4生産のボトルネックになってしまった。調達先の多様化が必要なのだ。

■アップル効果により「超高精細」が標準に

(アップルが)IPSに目をつけたのも、視野角の広さや色再現性など、性能面でVA方式よりも優れていると判断したためだ。09年にはLGの設備投資を支援することで、IPS液晶を大量に確保。これにより超高精細なアイフォーン4を実現した。

 このアイフォーン4により、「超高精細」は、もはやタッチパネルにおける一つの世界標準となった。今では、多くのスマートフォンやタブレット端末向けにIPS液晶の引き合いが急増している


IPSの次は、高精細化の波が来て欲しいですね。