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太陽光発電をすべて売電、「電気ロンダリング」

電力の固定価格買い取り制度(FIT制度)で要注意なのが売電価格です。
安くては意味がありませんが、高すぎても問題が生じます。

■ 安価な夜間電力を高額で売る「電気ロンダリング」
バッテリを悪用すれば、安価な夜間電力を貯めておいて、昼間はその電気を使うことにして、太陽光発電した電気はすべて余剰電力として高額売電することが可能になってしまいます。
 → 家にバッテリ(蓄電池)を置くとどんな利点がありますか? - よくある質問 | 太陽生活ドットコム


買値より売値の方が高いため、太陽光発電の電力を使わず売る方にインセンティブが働きます。
補助金の付いた売電価格を有効利用する手法は、以前にも一度取り上げました。
 → 蹴茶: 昨年の新築戸建て 73%で光熱費ゼロ、そして発電分を全て売却案 [3.2]

太陽光発電に補助金をつけるのはいいのですが、付け過ぎると変なことになってしまいます。
さじ加減が難しい。


■ 「グリーンファースト・ハイブリッド」

昨日、リリースされた積水ハウスの新商品「グリーンファースト・ハイブリッド」も売電を最大限利用する、興味深い商品です。
 → 積水ハウス、太陽電池・燃料電池・蓄電池連動の住宅商品を世界で初めて発売

太陽光発電に加え、バッテリーと燃料電池を備え、極力電気は買わずに売るシステムです。
(34円/kWになってますが、太陽光以外の発電システムを備える家は売電価格が低くなります)
積水ハウス 2

結果として電気だけ見れば、電気を消費ではなく、供給する住宅になります。
積水ハウス 1

「電気を供給」といえばカッコイイですが、発電所や蓄電池は大規模なほど効率的です。平準化させるなら、大規模な蓄電池を全体のインフラとして備えるのがお金の使い方としては賢い。

EVのバッテリーを流用するのならともかく、わざわざ小規模な蓄電池を備えてまで供給側に回るのは社会全体で見れば不効率です。新しもの好きとしてはワクテカな製品ですし、自分が建てるならこういう家を選びたいですが、補助金のあり方としては?な製品ではあります。