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天板は片手オープンは不可。 天板の強度はVAIO Gよりはしっかりしており、安心度は上です。 |
このクラスでは諦めるしかないですが、背面は全てバッテリーで覆われているため、残された左右の面に所狭しと各種ポートが並んでいます。排気口は左側。
もっとも使うであろうUSBは全部で3つ。使いやすいように、全てバラバラに配置されているのは設計者のこだわりでしょうか。左側面の右端にボリュームダイヤルがあります。見た目はアナログ式ですが、実際は止めどなく回るソフトウェア制御です。
右側面
左側面
前面
背面
45W ケーブル込みで292g 直挿しのコネクタは付属せず。
CrystalDiskmark 1.0でのスコアです。1.0ではRandamテスト(下の2段)での不具合が確認されていますが、手元に実機がないため参考値として残しておきます。
→ CrystalDiskMark 1.0/2.0 のバグについて(まとめ)
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RX1の生命線ともいえるキーボード。強力なライバルであるLet'snote、VAIO TZに打ち勝つためにはキーボードに最大限配慮。良好な配置とキーサイズはRX1最大の武器とも言えます。
実測でキャップの大きさは約16.5mm x 18.0mm、キーピッチは19mm x 18mm。ほぼ正方形なのは優秀な点です。ただし、軽量化のあおりを受けてキーパーツがギリギリまで軽量化されているためか、打鍵感は軽く、チープな印象を受けます。
あと、東芝の防水シート型キーボードの特徴のような気がしますが、たわみがわずかにあります。でも同じく防水型の初代dynabook SS MXなどと較べると相当良くなっていますね。
パームレストの話に移ります。
残念ながらパームレスト左は熱くなります。右は全く熱くない。おそらくHDDの熱でしょうか。今回からの新兵器「非接触温度計」で計測してみました。要するに、耳体温計の仲間です。
放射する赤外線を計測するので、素材によって多少温度のずれが生じるのですが、そう大きくは違わないはずです。熱さの中心は、上の写真で赤丸で囲った付近です。40度弱ですから、熱を出した人の肌に触れたぐらいの感覚です。
うーん、タッチパッドのボタンは押しにくい。ボタンの左端を押すと反応しないことがありますね。
個人的にはデザインもイマイチ。ここだけ金属光沢というのが浮いて見えます。
指紋認証はAuthenTec社製。最近見たのはUPEK製ばかりでしたので、ちょっと新鮮。AuthenTecとUPEKは、指紋認証装置の2強で、2社でPC用シェア9割強を占めているそうです。(参照)
半透過型液晶。発色は良好。白も白いですねー
ただし、視野角は猛烈に狭い。半透過型パネルの特殊性ゆえか、正面から見ても端が暗く見えます。
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正面 |
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前に傾けて (上下の視野角) |
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横から (水平の視野角) |
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RX1の最大の特徴である「半透過型液晶」。詳細は以下URLを参考にしてください。
端的に言うとパネルの中に反射板が仕込まれており、外光を光源にできるパネルです。
→ http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/0308/11/n_hantoka.html
ノーマル液晶をもつInspiron 710mと比較。
◎ 夜の室内 右がRX1
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輝度最小 左がInspiron 710m、右がRX1。RX1の方が光量を絞れます。 |
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バックライトオフ RX1ではGoogle Mapが見えます。 (左のInspiron 710mはバックライトだけ切れないので、ディスプレイ電源オフの状態です。) |
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ディスプレイ電源オフ RX1もディスプレイ自体の電源を切ると、液晶分子への電圧が無くなってしまうので、何も見えなくなります。 (RX1は非光沢処理がされているため、液晶表面は外光が拡散し、若干白く見えています。) |
◎
陽光の元で撮影
今度は左がRX1 さっきと逆になってます
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RX1:バックライト最大 710m:バックライト最大 |
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RX1:バックライト最小 710m:バックライト最小 |
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RX1:バックライトオフ 710m:バックライト最小 |
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最後にどっちもディスプレイオフ時。 表面処理の違いがよくわかります。 (外では光沢パネルの方が見やすいですね。) |
見て欲しいのは、RX1はバックライトを切っても陽光下で見える点。
ただし、バックライトがあった方がより見やすいことには変わりありません。
アウトドアで見やすくするには、VAIO TZのような高輝度パネルで太陽に負けない明るさにするのが正面突破の正攻法。ただこれはディスプレイの電力消費を増してしまいます。一方、RX1は太陽光を逆に利用し、外で視認性と省エネを両立しています。
その代わり、副作用として画質が低下してしまうのが大きな難点です。電力消費を無視すれば、正攻法である高輝度パネルの方が見やすいことに代わりはありません。
ワットチェッカーにて消費電力のチェック。バッテリーは外し、電源設定は「省エネ」で測定しています。起動後、デスクトップ画面のまま放置。VistaのHDDフェチのせいで、なかなかアクセスが無くならないため、タイミングを見計らって値を読んでいます。
バックライト輝度を最小にした状態であれば、ほとんど電気は喰っていないようです。これだと、省エネ目的でわざわざバックライトを切る必要はないですね。バッテリー駆動時間よりも、やはりメインは屋外での外光対策に役立つ機能ですね。
ファン音はdB値は高くないですが、ファン口径が小さいこともあり高周波が聞こえてきます。
静粛性に関しては、わざわざサイレントファンと銘打っただけあって、VAIO
TZの方が優れています。
あと、光学ドライブが妙な音を出します。
「チッチッチッチ」
HDDのシーク音のでっかい版のような音。問題ないのかな?
※追記
音の原因ですが、ドライブ内に保護用と思われる型紙が入っていました。
未計測
非力なマシンスペックを考慮してか、プリインストールソフトは比較的少ないのが印象的です。おかげで動作も軽快。
ウイルスバスター2007が入っているのですが、インストールされていない。デスクトップにセットアップするためのアイコンが置かれています。セキュリティソフトは好みがあるので、これが一番ですね。
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基本的にモバイルノートでSSDが欲しいのは変わりませんが、プリインストールが少ないこともあって、HDDでも思ったより軽快。目下の価格差を考えるなら、HDDモデルでも十分満足できるという人も多そうです。
ちょっと比較してみる。キーピッチを仕様表に書いてないメーカー多すぎです。何度か訂正しています。
X61sのキーピッチはTabletと一緒でしたっけ? 購入前にメーカーに聞いてもらった方が確実です。
型番 |
キーピッチ |
パームレスト縦幅 |
LOOX R |
18.0mm / 16.0mm |
約 9cm |
dynabook RX1 |
19.0mm / 17.5mm |
約 7.5cm |
VAIO TZ |
? | |
Let'snote W7 |
約 10cm | |
ThinkPad X61s |
18.5mm /
縦も18.5? |
? |
A4サイズノート |
19.0mm / 19.0mm |
様々 |
蹴茶の個人的評価まとめ。 >> 判断基準
チェック箇所 |
評価 |
○ 良い点 × 気になった点 |
筐体 |
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○ 端を持ってもきしむことなし |
キーボード |
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○ このクラスでは上々のキーピッチ。これ以上はバッテリーをどうにかしないと |
排熱 |
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○ いまのところクロックダウンは経験せず |
液晶 |
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○ 「観る」という行為を無視すれば、屋外でも輝度を高めずに「見える」のは利点 |
騒音 |
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× アイドル時もファン音は中程度の音量で、VAIO
TZよりうるさめ |
ソフトウェア |
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○ 非常に少ない おかげで動作も思ったより軽快 |
モバイル |
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○ 軽くて薄い |
総合 |
3.5 |
液晶の価値をどこに置くかで激しく評価の変わるモデルです。半透過型を良しとするなら、4.5点。画質を重視するなら、3.5点です。ここでは蹴茶の好みを入れて、3.5としました。 |
× 小問題 × 大問題 |
触れば触るほど、VAIO TZとの設計思想の違いが感じられるモデルです。VAIO TZが物欲刺激型なら、RX1はその真逆。なんとも色気の無いノートです。まさに「道具」として買うノートですが、道具としての出来は相当なものです。軽量薄型の筐体。ほぼ正方形のキーボードはVAIO TZ、Let'snoteを凌駕します。
しかし、賞賛されるべき0.45mmの極薄マグネシム筐体は高級感とは縁遠く、半透過の液晶も色艶という点では最低クラス。仕事で使うノートとしては最強ですが、私的に使うなら物足りなさ爆発のノートです。派生バージョンで、液晶重視版などあればいいのですが。
⇒ dynabook RX1 (東芝ダイレクト)
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USではモデル名「Portege R500」
SSD換装を目標に分解を試みるも、ポート側が集中する右側面のカバーを外すことができず、断念。
借り物なので無茶はできません。