コスト削減の嵐が吹き荒れるなか、久しぶりに骨のある新型ノートが登場しました。MacBook Airばりのスタイルにトラックポイントの組み合わせはいかに。
最大の特徴は何と言っても筐体。そして薄い筐体にも関わらず、ヒンジがしっかり180°フルオープンするところはThinkPadしてます。
やらないでしょうが、その気になれば電車内で立ち読みできるヒンジ開口度と質量です。X1 Carbonの11型クラスが欲しくなりますね。あとは右手のところにトラックポイントがあれば完璧(昔ありましたね:LOOX U)。
キーボードは良好です。他社のぺたぺたしたキーボードよりも打ち心地は良好に感じました。X230のレビューではパームレストの窮屈さに苦言を述べましたが、X1 Carbonは全く問題ないです。
パームレスト部は古いThinkPadでよく採用されていたピーチスキン風の肌触りとなっており、ヨメが大絶賛していました。
妙に幻想的なキーボードバックライト。Fn+スペースキーです。
キーボードは良いのですが条件付きで難があったのがタッチパッド。GPU-ZやCPU-Zのようなハードウェアモニター系のユーティリティを立ち上げると、高確率でトラックポイントとタッチパッド両方がフリーズしてしまいました。(キーボードは生きているので問題無く再起動できましたが)。
CPU-Zのようなツールを多くの人が使うとも思えませんが一応ご報告。
非光沢液晶。一部メディアで「IPSパネル」と報じられましたが、電話で購入窓口に確認したところ「IPSではない」との回答。仕様にもIPSとは書かれていません。IPSであればIPSと書いてますので、TN液晶だと思います。
ただ、ただのTNにしては視野角は良好すぎるくらいの広さなので、視野改善フィルムの類を使っているのだと思います。あとかなりの低輝度まで落ちます。
基本見やすいのですが、どうも気になる点が一点。
何が気になるかというと微妙に縦線が見えます。ホントに微妙でほとんど気付かれないと思いますが、私的には気になってしまいました。
電源コネクタはストレート型ですが、形状が特殊です。薄型筐体にあわせて平べったくなっています。
ノートンさんの警告
レノボと提携するシュガーシンクもプリインストール。
Intelグラフィックスドライバは画面回転をサポート。
プロセッサ | Core i7-3667U (IvyBridge, Base 2.9Ghz / TB 3.6Ghz) |
GPU | Intel HD Graphics 4000 |
ストレージ | SSD SanDisk SD5SG2256G1052E |
ここ数年のなかでは稀に見る気合いの入ったモデルだと思います。特に妻には筐体(ピーチスキン)の触り心地がとても気に入った様子。