蹴茶オリジナルPC KT2003

MicroATXでは非常に珍しいオーバークロック向け電圧アップ機能のあるK7NCR18GM。ジャンパーを差し替えることで、0.15Vの電圧アップを行えます。

実際アップしてみるとやや安定感が増したように思いますが、こんどは温度が確実に上昇。起動時のBIOS画面で4〜5度の上昇が見られます。フリーズの仕方も、クロック限界というよりは熱暴走っぽいフリーズが出始めたので、ひとまずは元に戻すことにしました。

さて、ここで本来の本命ボードであったAOPEN製のMK79G-1394を試してみることにします。

kt2003_41.jpg AOPEN MK79G-1394

K7NCR18GMと違いは

  1. 田の字型のCPU電源供給用12Vコネクタがある
  2. 冷却ファン制御可能な「SilenTech」機能
  3. IEEE1394コネクタ

などが挙げられます。逆にK7NCR18GMにあってMK79G-1394に無いモノとして、電圧アップジャンパーなどがあります。K7NCR18GMよりもかなり後発だけあって、先行したボードを上回る機能を期待したいところです。

kt2003_42.jpg CPU電源供給用の 田 コネクタ 

kt2003_43.jpg AOPENお得意の日本語マニュアル

作りはK7NCR18GMよりも丁寧でゴージャスな感じです。
しかし、AthlonXP 1700+を刺して起動させたところ‥‥

kt2003_45.jpg 1.5VのAthlonXPコアであるにも関わらず1.6Vで起動

まだ登場間もないこともあってか、新コアには対応していないみたいです。

新設定の電圧に未対応なのはともかくとしても、どうもK7NCR18GMに較べると安定性が悪い。K7NCR18GMでは意外と簡単に成功したFSB 200Mhzはもとより、190Mhzでも起動せず。185Mhzまで落としてやっと立ち上がりました。BartonコアのAthlonXP 2500+にいたっては定格以外で起動しない始末です。むー

kt2003_44.jpg

BIOSの更新ペースも遅く、ハードウェア的なマイナーチェンジまで施してきたLeadtekに較べるとあきらかに力の入れようが異なります。一通りのテストを完了して、蹴茶はMK79G-1394の処分決定。期待してたんですが、大手メーカーといえど力の入っていない製品はダメですねぇ(^^;

今後はK7NCR18GMに絞って、安定動作&静音性アップを目指していくことにしましょう。

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