MicroATXでは非常に珍しいオーバークロック向け電圧アップ機能のあるK7NCR18GM。ジャンパーを差し替えることで、0.15Vの電圧アップを行えます。
実際アップしてみるとやや安定感が増したように思いますが、こんどは温度が確実に上昇。起動時のBIOS画面で4〜5度の上昇が見られます。フリーズの仕方も、クロック限界というよりは熱暴走っぽいフリーズが出始めたので、ひとまずは元に戻すことにしました。
さて、ここで本来の本命ボードであったAOPEN製のMK79G-1394を試してみることにします。
AOPEN MK79G-1394
K7NCR18GMと違いは
- 田の字型のCPU電源供給用12Vコネクタがある
- 冷却ファン制御可能な「SilenTech」機能
- IEEE1394コネクタ
などが挙げられます。逆にK7NCR18GMにあってMK79G-1394に無いモノとして、電圧アップジャンパーなどがあります。K7NCR18GMよりもかなり後発だけあって、先行したボードを上回る機能を期待したいところです。
CPU電源供給用の
田 コネクタ
AOPENお得意の日本語マニュアル
作りはK7NCR18GMよりも丁寧でゴージャスな感じです。 しかし、AthlonXP
1700+を刺して起動させたところ‥‥
1.5VのAthlonXPコアであるにも関わらず1.6Vで起動
まだ登場間もないこともあってか、新コアには対応していないみたいです。
新設定の電圧に未対応なのはともかくとしても、どうもK7NCR18GMに較べると安定性が悪い。K7NCR18GMでは意外と簡単に成功したFSB
200Mhzはもとより、190Mhzでも起動せず。185Mhzまで落としてやっと立ち上がりました。BartonコアのAthlonXP
2500+にいたっては定格以外で起動しない始末です。むー

BIOSの更新ペースも遅く、ハードウェア的なマイナーチェンジまで施してきたLeadtekに較べるとあきらかに力の入れようが異なります。一通りのテストを完了して、蹴茶はMK79G-1394の処分決定。期待してたんですが、大手メーカーといえど力の入っていない製品はダメですねぇ(^^;
今後はK7NCR18GMに絞って、安定動作&静音性アップを目指していくことにしましょう。
→ 蹴茶トップページへ
|