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結果、こんなことをしても結構平気です。 VAIO SZや、dynabook RX1では恐ろしくてできませんが、天板だけつかんで持ち上げても、あまり危なげなし。 |
PCカードスロットはシャッター式
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天板は片手オープンは可。 |
左側面のEXT.には外部ポートリプリケーターが接続でき、USB x 3、GigabitEthernet、ミニD-SUB15ピンが拡張されます。
右側面
左側面
前面
背面
松下製(中国製) 型番 CF-AA6282A M1
44.8W ケーブル込みで205g 直挿しのコネクタは付属していませんが、軽量です。
SDカードの盟主である松下電器。そのノートがSDカードリーダー性能が悪ければ、格好がつかないところでしたが、きっちり速度を出してきています。
CrystalDiskmark 1.0でのスコアです。1.0ではRandamテスト(下の2段)での不具合が確認されていますが、手元に実機がないため参考値として残しておきます。
→ CrystalDiskMark 1.0/2.0 のバグについて(まとめ)
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12型でも厳しいところをこのサイズなので、苦労のあとが見られます。パームレスト部を広く取っているため、このサイズにしては手の置き場所が楽なのですが、その副作用として、縦キーピッチの短さ、半角/全角キーや、DEL、Backspaceキーあたりのイレギュラーさにしわ寄せがいっています。
成人男性にはブラインドタッチでどんどんタイピングするのは厳しいキーボードです。慣れれば、なんとかなるかな?という気もしますが、すぐには使いこなせそうにないです。タイピングが多い用途であれば、もうひとつ上のW/Tシリーズにした方がいいですね。
キーの印刷は貼り付け。
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パームレストは熱くないのですが、キーボード左側が熱くなります。 常時手をのせる場所ではないので、パームレストの熱さほど問題ではないですが、気になる点です。底面も熱くなります。 測定結果は以下の通り。 |
ファンが小さいため、どこかで放熱はしなければならず、おそらく確信犯的に熱をパームレストからキーボードへ持ってきているのだと思います。
印象的な円形のタッチパッド。本田氏は嫌っていますが、蹴茶はこれでもいいかなと思います。
利点はスクロールとの親和性です。普通のタッチパッドだと、画面スクロールで指を何度も行き来させることになりますが、丸いとぐるぐるエンドレスに回すことができます。iPodのホイールのようなものですが、サイズが大きいのであれよりも使いやすいです。
逆に弱点はその狭さ。やはりもう少し広い方が便利ですね。ただ、そうすると今度はパームレストが狭くなってしまうでしょうし、隅まで使えない円形ゆえの難点です。あと、周りを取り囲む右左のボタンが押しにくいのもマイナスとしてあげられると思います。
メリットとデメリット、どちらが大きいかが焦点ですが、ボタンの押しやすさが改善されれば個性を持つ意味でも「円形」でいいように思います。ある程度大きなサイズのトラックボールに戻すのもいいと思いますが。
狭いが、スクロールはしやすい円形タッチパッド
ThinkPadのトラックポイント、東芝のアキュポイントなどもそうですが、タッチパッド以外のポインティングデバイスはライトユーザーに敬遠されるのが通説のようです。昨今、PCが一般消費財化するなかでシェアとコストカットを両立するためには、タッチパッド以外のデバイスは切られる傾向にあります。
Let'snoteのBIOSは代々CTRLキーとFnキーの入れ替え機能が付いていますが、このモデルも例外ではありません。Windows上でも設定ユーティリティがあるようですが、BIOSいじるのに抵抗なければこっちで変えてしまった方が確実でしょうか。
モバイルノートだからといって特に画質が大きく劣ることはないですね。発色はまずまずの通常レベル。輝度もそこそこですが、視野角は狭い。スピーカーがモノラルであることからもわかるように、エンターテイメント用途はほとんど考えていないので、こんなものでしょう。
ライバル機と較べると、半透過型のdynabook RX1より画質はずっと上ですが、VAIO SZには余裕負けといった感じです。最近、モバイルの理想液晶は光沢(外光下では非光沢より見やすい)+LEDバックライト(R6からLED?)による高輝度パネルと考えています。
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正面 |
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前に傾けて (上下の視野角) |
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横から (水平の視野角) |
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ファンレスだったLet'snoteはSantaRosa世代からファン付きに。このR7にもファンが付いています。後々のメンテナンスがしやすいようにか、ファンだけ別のパーツで覆われ、ネジ一本で外れるようになっています。
ファンの回転は松下謹製のファンコントロールユーティリティである程度制御可能。
低速モードではアイドル時には完全にファンが止まりますが、負荷をかけると回りだし、MAXで66dBA台まであがります。標準、高速モードでは最大70dBA台にのってきます。逆に負荷が無ければ、高速モードでも50dBA台に落ちてきます。
ファン口径は極小のため、音の質は高音中心です。回転数の遷移がかなり滑らかに行われることもあり、不思議と嫌な感じはあまりしなかったです。
統合コアのため未計測。
負荷をかけ続けると、ファン回転を高速にしてもクロックダウンが起きます。
プリインストールはPanasonic謹製のものがほとんどです。あとはAdobe、Intel、Microsoft、タッチパッドのSynaptics、サウンド担当のSoundMAXといった最低限必要なソフトが中心。ただ今回借りた機体には入ってませんでしたが、スペック表をみるとマカフィーも入っているようです。
⇒ Let'snote R スペック
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そのほか、純正ユーティリティのスクリーンショットは最後のおまけに掲載。
余計なデコレーションがなく、シンプルに機能を追求したユーティリティはまさに真の裏方。
サポートというと、エプソンダイレクトが優秀というイメージがすぐ沸くかもしれませんが、パナセンスのサポートもかなり手厚い。通常の保証業務の他、クリニックと称した定期点検を3000円ほど(プレミアムエディションは無償)でやってくれます。手間を考えればほぼ実費だと思います。
⇒ レッツノート・クリニック
ヒートシンクのホコリは放置しておくと熱篭もりの原因となり、熱暴走や、マザーボードを傷める要因になります。ベテランユーザーは自分で分解清掃したりしますが、それを公式にやってくれるのはありがたいですね。また天板の交換や、キーボードの交換もありがたいサービスです。ぜひとも他のメーカーにもやってもらいたいサポートだと思います。
蹴茶の個人的評価まとめ。 >> 判断基準
初心者、エンターテイメントには目もくれず、ビジネスにターゲットを絞ったモデルです。
きしまない筐体、ソフトウェア面も含めて作業を邪魔しない設計思想はかなり快適です。あとはユーザーの求めるサイズに応じて、R、W/T、Yから選べばOK。これでバッテリーが持つわけですから、レッツノートが快調に売れている理由を再確認したレビューでした。Menlowバージョンが出たら末恐ろしい。
Rのサイズは応急的にメールを打ったり、Webで調べ物をする程度は便利ですが、大量の文章を打つには向いておらず、まとまった量をタイプするのならお薦めしにくいです。スピーカーと液晶も素っ気ないので、動画や写真を見たりと見せたりするプライベート用途にも向いてません。
光沢+LEDバックライトの高輝度モデルがあると、個人向けの物欲指数はグンと上がるとおもうのですが、Panasonicが対象を個人用途に広げるかどうかは疑問ですね(^^;
チェック箇所 |
評価 |
○ 良い点 × 気になった点 |
筐体 |
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○ 局所的な強度は不足しているという話も聞きますが、筐体パーツのかみ合わせは |
キーボード |
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×
短い縦ピッチ。ESC、Backspace周りの変則さ。タッチパッドのボタンが押しにくい |
排熱 |
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○ パームレストが熱くならないのはGood |
液晶 |
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○ 発色はまずまず |
騒音 |
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○ ファンは付きましたが、ファンコンを用意してくれているので静粛性優先も可能 |
ソフトウェア |
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○ 余計なおまけソフトが非常に少ない。純正ユーティリティは多いですが、どれも |
モバイル |
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本来はゲームの欄ですが、統合コアなので今回は無視します。 |
総合 |
3.5 |
無駄なソフトが少なく、純正ユーティリティも作業を邪魔しないよう裏方に徹しているのがひっじょーに好印象。筐体の完成度は間違いなく高く、PDAで満足できないビジネスマンには最強のパートナーといえます。個人のエンタメ用として使うには微妙。4.0にするかどうかかなり迷いましたが...サイズによる情状酌量をせず3.5にしました。 |
× 小問題 × 大問題 |
正直、3.5という点数は過小評価という思いはあります。ただ、蹴茶個人の用途として長時間のタイピングは外せないので、このようになりました。今後 Menlowプラットフォーム、SSDなどが採用されれば、熱問題は改善しそうです。液晶はワイド化はあっても、光沢化することはまず無いでしょうか。あと指紋認証とBluetoothも欲しいですね。今後のさらなる進化に期待してます。(液晶についての一部修正)
⇒ Let'snote R (パナセンス)
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拡張用のメモリモジュール。W7/T7はSO-DIMMになりましたが、R7はMicroDIMMになっています。
面倒な省電力設定を一括でやってくれる
詳細設定も可能。
Intelのビデオドライバ。
アスペクト比の維持設定が可能。
Panasonic製プロジェクターを制御できるユーティリティのようです。