2008年2月 光沢キーボード派の星となれるか LOOX
R
2/8 製品版のレビューにアップデート、キーピッチについて訂正+レッツW7質量訂正
富士通から光沢液晶をもったモバイルノート「LOOX R」が登場。登場時より、蹴茶自身の希望にあうモデルとして期待していましたが、色々と難癖が付く結果となりました。
良いところ、悪いところをチェックしていきます。なるべく最初にお読み下さい。 >> 判断基準
→ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1218/fujitsu3.htm ⇒ FMV-BIBLO LOOX R70Y (富士通Webmart) / 仕様表
いきなり LOOX R総括
こまごまと読むのは面倒という方も多いと思うので、最初にまとめ。
期待していた自然な配列のキーボードはなかなか良く好印象です。パームレストが熱くならず、タッチパッドも触り心地がいいなど、良い点は多数あります。LEDバックライトでしっかりとした輝度が確保できる場合、ノングレア(非光沢)よりアウトドアで見やすいグレア液晶もプラス評価です。反面、隣から簡単に覗き込めてしまうのはちょっと問題ですが、トレードオフですね。
少し気になる程度のマイナス点は、液晶の発色がいまいちパッとしない点。液晶で売っているわけではないので過度の期待は禁物ですが、VAIO TZを見たあとだと少し物足りないです。もう一点、dynabook RX1のようにモッサリした管理ユーティリティを使わずBIOSで輝度調節できるのは◎。しかし、それなら輝度だけでなく音量も起動直後から調節できるようにして欲しかったです。音量についてはWindowsとのからみがあって難しいのかもしれませんが。(ライバル機でもハードウェア管理していないものはほとんど音量調節できない)
より気になった点。いくつかありますが、まずカードリーダーの性能。他社のライバル機と較べると一段低い。交換の効かない物だけに、平均的な性能は確保して欲しかったところです。筐体枠の頼りなさは、Let'snoteユーザーからすると雲泥の差を感じるかもしれません。店頭でも確認できるのでチェックしてみてください。最後にBIOSレベルの不具合。スリープ復帰時に無線LANが死ぬなど、少し実地テストすればすぐわかる不具合のはず。今は改善済みとはいえ、どの程度テストしたのか疑問を感じてしまいます。
チェック箇所 |
評価
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○ 良い点 × 気になった点 □
プラスでもマイナスでもないコメント
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筐体
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○ 天板は比較的厚く、Let'snoteには及ばないもののしっかり。USBも分散。 × 本体部のかみ合わせがいまいち。右の光学ドライブ近辺は特にたわみます
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キーボード
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○ 配列が素直、一部キーだけ縮小ということもなし。パームレストが広いのも利点。 ×
キーピッチが18mm、縦16mmなので手先の窮屈さは多少感じる。
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排熱
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○ パームレスト部はほとんど熱くならない。モバイルノートにおいては重要です。 ×
特になし
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液晶
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○ TZには劣るものの発色、輝度はまずまず良好。 × 視野角が狭い。移動中など十分に開けない場所ではネックとなる。
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騒音
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× 常駐ソフトが増えた関係か、以前の先行機よりファンがよく回ります □
静音ユーティリティはいまいち効果がわかりにくい、SSDが選べるとなおよし
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ソフトウェア
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○ 静音ユーティリティや省電力ユーティリティを備える、が、 ×
プリインストールが多く、初期のロットではBIOS更新がほぼ必須になっている。
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モバイル |
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○ 天板に厚みがあり、遠慮無くグイっと開けられる。 ×
剛性感の乏しさ、カードリーダー性能の低さ、無線LANの障害あり。
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総合
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2.5 /5
BIOS更新不要なら 3.5 /5
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タッチパッドの押しにくさは製品版で見事改善。ただ、それ以外の筐体のたわみ、カードリーダーの遅さ、そして無線LANの復旧障害が存在。筐体のたわみは実用上は問題にならないとはいえ、耐久性などは気になります。無線LAN障害も大きな問題です。
総合評価は、BIOS更新が求められる点を
大問題-1点、またカードリーダー性能、ライバル機に劣る剛性感などを小問題とし、2.5点としました。キー配列はいいのですが。
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他社ライバル機と比較 バッテリーは2900mAh近辺で統一してます。LOOX
Rは2900mAhクラスが無いので 5800mAh。
型番 |
キーボード
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液晶
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筐体剛性
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バッテリー
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質量
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左項目以外の備考
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LOOX R
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◎
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○
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△
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7.5 時間 5800 mAh
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1180 g
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光沢
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VAIO TZ
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△
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◎
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△
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6 時間 2900 mAh
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1040 g
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光沢、SSD、天板が極度に薄い
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dynabook RX1
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◎
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×
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○
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6.2 時間 2900 mAh?
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848 g
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半透過型液晶、SSD
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Let'snote W7
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○
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△
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◎
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5 時間 2900 mAh
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1130 g
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シャッター式PCカードスロット
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ThinkPad X61s
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○
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△
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◎
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3.9 時間 2880 mAh
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1300 g
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トラックポイント、ODD無し
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液晶が最も良いのはVAIO TZ、軽量なのはdynabook RX1、筐体剛性が高いのはLet'snote、トラックポイント+センターボタンが選べるのはThinkPad。
LOOX R 概要
最大の特徴は、光沢パネル+素直な配列のキーボードというありそうで無かった組み合わせ。光沢液晶を載せると、VAIO type TZのように仕事用から物欲パソコンへとグッとシフトしますが、その課程で実用性が損なわれていないかどうかが気になるところ。
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GPU
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Intel GS965
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CPU
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Core 2 Duo SL7100 1.20Ghz
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チップセット
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Intel GS965
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メモリー
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PC2-5300 1GB
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HDD
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富士通
MHW2120BH 5400rpm
(8MB)
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液晶
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12.1型 光沢 WXGA (FUJ5112)
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光学ドライブ
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MATSHITA
UJDA765 ATA Device
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LAN
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1000BASE Gigabit、802.11a/b/g
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Bluetooth
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Bluetooth V2.0 + EDR
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※パーツは固定されていないため、
サプライヤーが異なることがあると思います
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上の黒いのは店頭・WEB共通カラーの「グロスブラック」。下の「ピンクゴールド」はWEB MART限定カラーです。 「ピンクゴールド」と聞くとけばけばしい印象ですが、実際にはサクラ色に近いきれいな色です。確かにゴールド色も入っているのがわかるでしょうか。
筐体
筐体がかなりたわむのは気になるところです。RX1やVAIO
TZで不安視された天板は比較的しっかりしていますが、本体側が問題で指で押しただけで容易に凹んでしまいます。かみ合わせが悪いのか、パームレスト部を持って持ち上げると「パシッ」とパーツ同士がきしむ音がします。
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LOOX Rのボディ動画 (8.8MB)
ボディ剛性の無さが、キーボードの柔さにも影響しています。
この点について富士通さんに質問したところ、 「補強板を入れた上、局部加圧試験も行っておりますので、 実際の使用では問題ありません」 とのこと。確かにキータッチへの影響以外は大きな影響はないですが、長期の使用で大丈夫なのかやや不安になります。
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天板の片手オープンはあと一歩というところで無理でした。
天板が薄くないので、ガッチリ持っていい線まで開けますが、途中で止まります。最後、少し下に振ってやるとパカッと開く感じです。
天板は180度は開かず、目分量ですが135度くらいまで開きます。
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PCカードスロットはダミー式。ちなみに確認したのは
LOOX R
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ダミーカード
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dynabook RX1
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ダミーカード
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VAIO TZ
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シャッター
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Let'snote R7
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シャッター
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この辺にこだわるのはおそらく日本ユーザーの一部。グローバル市場での価格競争を視野に入れているモデルほど、コストを喰うシャッター式は却下になっているはずです。
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ポート配置
USBは3つ。それぞれ散っているのでこの点は良好です。 PCカードスロットが右側面の手前なので、ケーブルの出るカードだと邪魔かもしれません。
右側面
左側面
前面
背面
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モデムを選択しなかった場合はこのように
ヒンジが180度開かず、約135度どまりなのは、用途によってはちょっと気になる人もいるでしょうか。
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ポートリプリケーター
後日、ポートリプリケーターとミニチュアダックス天板のLOOX Rを送っていただいたので、追記です。
色々なポートがある
ポートリプリケーター(ポトリと言う人も多い)とは見ての通り、様々なポートが付いている‘台’で、LOOX Rの場合がガチャンと載せるだけで簡単に合体。使い方としては、ポトリにセカンドディスプレイや電源コード、プリンターのUSBケーブルなどを繋いでおき、帰ってきたら載せるだけで即繋がるぜ!という使い方をします。
外部モニタの接続は特に手間がかかりますが、色々と繋ぐ予定の人は一緒に買っておくと良いです。WebMartだとよく周辺機器キャンペーンで半額になっているので、それを活用すると6000円程度で手に入ります。
ついでにSDカードリーダーの性能も調べましたが、前回と誤差程度の差しか出ません。この辺は変わっていないようです。
天板のミニチュアダックスはかわいいですが、この手のものはいかに自分の愛犬、愛猫を重ね合わせるかにかかっているので、直球でリアルな絵にしてしまうと逆効果かもしれません。猫だとマンハッタナーズみたいな味のあるイラストがいいと思うんですけどねぇ。
ACアダプタ
細長いスティック形態。60W ケーブル込みで282g 直挿しのコネクタは付属せず。
内蔵メモリーカードリーダー
モバイルにあっては、これが意外に重要かもしれません。 カードリーダーの読み書きが非常に遅いです。
※ 前回のテストで使ったCyrstalDiskMark 1.0は不具合が見つかったため、今回改めてバージョン2.1にて再測定を行っています。ついでに今回は
500MB設定(回数は3回)での試験も行いました。
キーボード&パームレスト
キーピッチはdynabook RX1より1mm短い18mm、縦16mmですが、配列が素直で、ThinkPad
X61系のように一部キーが縮小していることもない。また、パームレストが広く打鍵時の窮屈感が少ないのはいいところです。個人的にはパームレストの広さは重要視しています。
キータッチは筐体の剛性不足が影響し、たわみが出ます。
タッチパッド、指紋認証
指紋認証はOmniPass。OmniPassはIE7との相性の悪さがブログなどで報告されていますが、IE7で2ヶ所ほどパスワード登録した限りでは特に問題なし。ついでにFirefoxでも試してみましたが、パスワードのデータベースはIE7と共通らしく設定を共用できます。Sleipnirでは上手く動かず。
指紋リーダーの前後は急斜面になっていることが多いのですが、LOOX
Rは斜面がなだらかなので、指を滑らしやすい。これまで借りたノートのなかでもトップクラスに滑らしやすい。あと、指紋認証はスクロールの役割も担ってますが、それはちょっと使いづらいです。
タッチパッドのボタンはフニャフニャした柔らかいタイプ。蹴茶は最初にカッチリと固さがあるタイプより、フニャフニャの方が好きなので押しやすい。総じてタッチパッド周囲は好印象を持ちました。
追記:タッチパッドが綺麗にはまっていないかもというご指摘が。手元にあるときは気付きませんでしたが、確かに右上が出張っているようにみえます。手元に実機がないので、店頭にてチェックを。
指紋認証ユーティリティ OminiPass
デフォルトではタッチパッドではスクロールできないが、Synapticsのドライバで設定が可能。 実際使ってみましたが、タッチパッド使った方が便利な気がします。
液晶
液晶の明るさは十分ですが、色域の点で type
TZより地味な印象。Fn+ファンクションの輝度調節はレスポンスが非常に良く、キビキビ動いてくれるのは非常にありがたい。あとで書きますが、バッテリーをもたすには輝度の上げ下げが最も効きそうなので活用したいところです。
バックライトはLEDで、壁紙によっては上下のベゼルから光の漏れが見えます。
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正面
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前に傾けて
(上下の視野角)
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横から
(水平の視野角)
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光沢パネルながら電灯の映り込みが若干薄く、仕様表を見てみると「低反射」の文字が。 知らずに見ても「なんとなく普通の光沢と違うぞ」程度の低反射コーティングが施されています。
もちろん、目に見えてノングレアになっているわけではないので映り込みはあります。逆に光沢の利点として後ろから陽がさすような部屋でも、表面コートで光が錯乱しないのでクッキリみえます。この辺は完全に好みの問題ですが、これぐらいの光沢が一番いいように思います。あと発色が良ければベストに近かったですが。
消費電力
省電力ユーティリティでは、省電力モード時に光学ドライブ(ODD)、各ポートへの電源供給を切ることができます。ODD、PCカード、有線LAN、モデム、IEEE1394、ディスプレイ輝度を設定可能。
起動後、デスクトップ画面が出たのち3分放置し、ほぼHDDへの読み込みが止まった状態でワットチェッカーにて消費電力を測定。その後、順々に設定を変えて消費電力をチェック。電源プランはデフォルトの「省電力」で、バッテリーは外しています。
省電力モード |
輝度
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IEEE 1394
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CD/DVD ドライブ
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PCカード ダイレクトメモリ
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有線LAN
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モデム
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ワットチェッカー
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×
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8/8
|
○
|
○
|
○
|
○
|
−
|
13-14W
|
○
|
8/8
|
○
|
○
|
○
|
○
|
−
|
13-14W
|
○
|
1/8
|
○
|
○
|
○
|
○
|
−
|
10-11W
|
○
|
1/8
|
×
|
○
|
○
|
○
|
−
|
10-11W
|
○
|
1/8
|
×
|
×
|
○
|
○
|
−
|
10-11W
|
○
|
1/8
|
×
|
×
|
×
|
○
|
−
|
10-11W
|
○
|
1/8
|
×
|
×
|
×
|
×
|
−
|
10-11W
|
明らかに効果が見えるのは輝度の低減です。これが最も効果大。他のデバイスを切ってもさしたる効果はワットチェッカー上は見えません。1W未満の削減でしょうか。
省電力モード時のデバマネ。
騒音
午後ベンチ(v1.28)でCPU負荷をかけると約61dBA付近が上限です。3Dベンチ系の負荷は試してませんが、普段は45〜61dBAを行ったり来たりする感じです。
実際はもっと細かく変化しますが、おおまかにステージ分けすると以下のようになります。 ステージ1でも風きり音が聞こえますが、排気口から風は感じられないのでHDD音でしょうか。
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ステージ1 無回転?
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ステージ2
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ステージ3
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音 dBA
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45-47
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55-57
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61-63
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次へ移行
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35℃
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39-40℃
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温度は「Speedfan」読み(互換モードで作動)なので、参考値です。別の「Hmonitor」などで測ると、9〜10℃高く出ます。おそらくHmonitorの方が正確な温度に近いように思います。
静音ユーティリティ
付属する静音ユーティリティについても調べてみました。 静音モード(レベル2)にすると、最大周波数が66%に抑えられます。静音モード(レベル1)だと最大クロックは100%まで上がり、あまり違いがわからなかったです。クロックを上げる負荷レベルが高く設定されているのかもしれません。
モード
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最大周波数
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通常
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100%
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静音モード(レベル1)
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100%
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静音モード(レベル2)
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66%
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3D性能
単体GPUではなくチップセット内蔵の統合コアなので、3D性能が低いことはわかっていますが、アクション系に較べて動きの少ないCivilization
4でFPSを計測してみました。
「FPS」とは1秒間に何回画面を書き換えられるかを示します。FPSが30を下回るともたつきを感じ始め、一桁になればコマ送りのようになってしまいます。
結果はFPS 30には遠く及ばず、カクカクでした。 RX1比較で、多少LOOX
Rの方が進化しているようにも見えますが...五十歩百歩ですね。
プリインストール
プリインストールソフトはデルやhpなど外資に較べると大量に入っています。常駐アプリケーションも多いのか動作も重い。特にちょこちょこ顔を出すNorton先生が大きく足を引っ張ってる気もします。セキュリティソフトはバージョンアップで評価がころころ変わるものですが、08年の現時点ではカスペルスキーをお薦めしておきます。(今年使ったのはカスペ、avast!、ウイルスセキュリティZERO、マカフィー、バスター)
スタートアップ
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プリインストールソフト
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BIOS
液晶のところで話ましたが、輝度調節はBIOSが担当しているらしく起動中でも効きます。ボリュームも同様だと良かったのですが、こちらは起動中は変更効かず。起動中の消音操作はできて欲しいところです。
無線LANに問題あり
スリープから復帰後、無線LANが繋がらなくなる不具合があります。無線LANオン・オフスイッチも関係なく、右クリック→修復も効果なし。再起動させるか、ACアダプタが繋がった状態でスリープを解除すると問題は起きません。
開発部に確認してもらったところ、既知の問題だったのですが改善にはBIOS更新が必要とのこと。 ドライバレベルの問題かと思いきや、根が深い問題のようです。 → FMV-BIBLO LOOX R70Y, R70YN 用 BIOS書換データ
※ 現在は既にBIOS更新されたモデルが発送されているそうです。
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【症状】 ACアダプタ駆動だと問題は起きませんが、バッテリー駆動ではスリープから復旧させると左のように接続が切れます。
バッテリー駆動のままでも再起動させれば、何事もなかったように繋がります。
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LOOX Rには関連ドライバのアップデートを行う「アップデートナビ」が付いてますが、この無線LANの問題は解決しませんでした。やはりBIOSの書き換えが必要です。 → 富士通:
BIOSのダウンロード
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「BIOS更新」は、よく言われる「ドライバの更新」とはわけが違います。 BIOSはWindowsよりも先に起動するプログラムで、BIOSの更新に失敗すれば、Windowsはおろか、リカバリ媒体による修復すら不可能になります。実行時は万全の体制で行う必要があります。
BIOS更新の案内ページには
「書換え手順を遵守しない作業では、お客様の責任になる場合もございます。(保証期間中でも有償修理となる場合がございます。)」
ともあり要注意です。また、「購入状態でのBIOS書き換えを推奨」、「更新による損害の免責」なども書かれており、問題を抱えた初期のロットに当たった場合はなるべく手を入れる前に更新を試みた方が良いです。
以前 2年ほど使ったデルノートで、Windows上からBIOS更新を試みたことがあります。興味本位でレジストリも常駐ソフトもかなりの量が入ってままトライしたところ、何事もなくBIOS更新は完了。ある意味感心したものです。それだけWindowsからのBIOS書き換えユーティリティも成熟してきているのだと思いますが、それでも用心のうえ行ってください。
BIOS更新直前にプログラムの終了を求められますが(第2項)、FMVランチャーは右クリックでは終了できずタスクマネージャーから切る必要がありますし、ノートンに至っては管理画面のどこにも終了の文字は見つからない(どこかにあるのでしょうか)。またタスクマネージャーにもアプリケーションとしては出てこないので、もし切るならばプロセスを一つ一つ切るしかないでしょうか。もしくはアンインストール? 実質ライトユーザーには不可能です。
今回FMVランチャーはタスクマネージャーから切り、ノートンはオンのままでBIOS更新を実施。1分弱で無事更新は完了しました。多く場合、問題は起きないと思いますが、一歩間違えば起動不可になるリスクがつきまといます。起動不可になっても全面的に無償対応をうたうとか、もうちょっと安心できる対応があってもいいのでは?
ライバル比較 キーピッチ
ちょっと比較してみる。縦のキーピッチを仕様表に書いてないメーカー多すぎです。何度か訂正しています。 X61sのキーピッチはTabletと一緒でしたっけ? 購入前にメーカーに聞いてもらった方が確実です。
数値だけで判断すると、打ちやすそうなのはThinkPad
X61sとdynabook RX1。ただThinkPadはEnter左隣のキー縮小があるため、左手小指の指の運びで違和感が出るのは難点です。学生時代は似た位置づけのThinkPad
1620iを使っており、結局慣れてしまいましたが。「慣れてしまえば」と言ってしまうと、どのモデルも一緒になっちゃいますけどね。
おまけ
静音ユーティリティ 設定変更後は再起動が必要です。 CrystalCPUIDで見る限りは違いはいまいち不明です。
通常時
静音レベル2
製品版では、ベゼルを支えるゴムはちゃんとサイズの合うものになっていました。
HDDヘッド待避ユーティリティ
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揺らすと
→
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⇒ FMV-BIBLO LOOX R70Y (富士通Webmart)
→ 蹴茶 3Dゲームをノートで
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