お馴染みの坂本氏による新機種の技術解説。おそらく耐加圧の話とか映像はみなさん何度も見ていると思うのでスルーします。
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これまではCore 2 Duoを載せていましたが、今シーズンからCore i7、i5を搭載したのが最大の変化です。下のスライドには載ってませんが、直販オリジナルモデルにはMAX 3GhzオーバーのLet'snoteもあります。
速くなったはいいものの、Core i5/i7は熱い。
そこで冷却を強化。たとえばR9ではこれまでの小口径ファンを諦め「以前から確保してあった」という底面スペースに大口径薄型ファンを装着。風量は3倍にアップです。
3倍アップ!の言葉とは裏腹に、冷却機構は他社と較べても結構フツーです。熱くなったとはいえ低電圧系モデルを使っているのが効いてます。
驚くべきはLet'snote R8の簡素さの方かもしれません。ヒートパイプすら設置されておらず、小径ファンはエアフローを多少確保できればOK!という存在だったそうです。
その他の進化で、個人的に惹かれたのは「起動の高速化(Fast Boot Mode)」
同様の機能をLenovoも「Lenovo Enhanced Experience」として発表したばかりで、何かWin7がきっかけになったのか?と質問してみましたが、タイミングが一緒になったのは「偶然」だそうです。速くなったのはBIOSメーカーとの共同開発の賜物でWin7は関係ないそうです。
新型のバッテリーセルはこれ↓
→ 業界最高容量の3.1Ahリチウムイオン充電池
→ パナソニック、4Ahの大容量リチウムイオン充電池を開発
風量3倍で気になるファンノイズですが、ぶっちゃけわかりません。なにせ会場が秋葉原のカフェですので、他に音源がありすぎて音の大小はわかりませんでした。
ただ、純正ユーティリティでファン制御モードを設定できるので、TurboBoostなどを犠牲にすれば静粛性を高められると思われます。外資系メーカーのユーティリティは大ざっぱな作りのものが多いですが、Let'snoteのユーティリティはアイコンからして丁寧なデザインで使いやすそうです。使いやすさは見た目に現れます。
Let'snoteのなかではFの液晶が一番綺麗でしたが、F以外は似た感じでいわゆる鮮やかさに欠けるビジネスノートの液晶です。とはいえ、昔のように「画質悪ぃ...」と呟くほど酷いものではなく正面からこれだけ見てれば普通に綺麗に見えます。
視野角はあまり広くありません。ビジネス用途だと逆に視野角が広くても、覗き見られるので困るかもしれませんが。
また「液晶の質を上げる予定はないのですか?」といつもの質問をぶつけてみたのですが、やはり返ってきたのは「ビジネスモデルなので予定はありません」というお答えでした。
その方向性もわかるのですが、なにせCULVノートの3〜4倍という価格です。「液晶はCULVと大差ないねー」というのはちょっと寂しい気がします。液晶にも「高い買い物だけど買って良かった」と思えるクオリティが欲しい。ノングレアを維持したまま色域を広げるとか。
最近ではビジネスマンでも役職の高い方や、大学教授などがLet'snoteの主な顧客になっているそうですが、例えば「ビエラ」ブランドを冠した液晶を付けたりすれば、今度はその奥様にも売れそうな気がします。
年表が飾ってあったので撮ってきました。懐かしいですねー
Q.SSDはどこ製?
A.東芝製。Intelで継続したかったが欲しい容量が無かった。
Q.顧客層は?
A.30〜50代。圧倒的に男性多し。自営業、技術系、役職付きの方、学校関連。
左写真はクリックでキーボード拡大写真。