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⇒ HP Pavilion Notebook PC dv7 冬モデル
Pavilion dv7は6月に発表された夏モデルの後継となる冬モデルのレビューです。GPUには400基のシェーダーを搭載した「Mobility Radeon HD5650」を搭載しています。
「もう後継機が出てるよ!」という話なのですが(^^;、私の遅筆とあとオファー貰ったのが既に年の瀬迫る頃でしたので、年末年始の帰省などもあり遅れてしまいました。
既に前dv7のレビューをあげているので、今回は前回見切れなかった所を重点的に見ていきたいと思います。
天板の写真、左フラッシュ有り、右フラッシュ無しで。
GPU | MobilityRadeon HD 5650 |
CPU | Core i7-840QM |
Chipset | Intel HM55 |
メモリ | PC3-10600 DDR3-SDRAM 8GB |
HDD | WD10TPVT-65HT5T0 |
ODD | hp BD MLT UJ240 |
なかなか触れることのないHDMIによる外部出力。
写真のように最近の薄型テレビに付いているHDMIポートを利用して接続します。
あとで書くことですが、最小リカバリでもBlu-rayのプレイヤーはしっかり入るので、なかなか便利です。まだBlu-rayプレイヤーを持っている家は少ないと思いますので。
夏モデルの時は裏面の写真が無かったので、裏を撮ってみました。見ての通り、サブウーファが備わっています。
音量に関しては並のノート以上は鳴ります。これだけ出れば1人で鑑賞するには十分だと思います。音質に関しては悪くはないですが、馴染みの曲を聞くとインパクト不足を感じます。内蔵スピーカーゆえやむなし。
ハードウェアIDは夏モデルと一致。やや白みがかった薄い色味で「普通」。特段いい液晶と言えないのは夏モデル同様。
リカバリは「最小リカバリ」という選択肢があります。これを選ぶと非常にコンパクトな状態でリカバリされます(プリインストール比較SS載せておきます)。BD再生ソフトがどうなるか気になってましたが、最小リカバリでも再生可能でした。これはありがたいですね。
ノートンも最初のセットアップで有効にするかしないかを選択可能。
GPUは「40nm」プロセス製造のMobilityRadeon HD 5650。負荷に応じたクロック可変で、MAX 550Mhz、低負荷は100Mhzで駆動し、発熱と消費電力を抑えています。冬場ではありますが、温度はMAX 68度と安定。
今回もSpeecy。ODD(BDドライブ)の型番はhpカスタムなものになってます。
3DMark11を新たに測定。3DMark Vantage (Performance) は縦解像度が足らず、エラー。
FF14 左:低解像度 右:高解像度(解像度オーバー)
価格は変動する物としてあまり考えず、ハードウェアの素の状態を採点します。
評価 | ○ 良い点 × 気になった点 | |
総合 | B | 中位クラスのGPUを搭載したオーソドックスな作り。価格とパフォーマンスの最大公約数を狙ったモデルです。自分が買うには液晶がイマイチですが、本機だけ見ている分には気にならないでしょうし、カジュアルユーザー向けには良いモデルです。ただヘビーユーザーには価格以外にあまり惹かれるポイントが無いように思います。 |
やはり常駐ソフトの少ない状態では動作が軽いです。最小リカバリでもBlu-rayは見られるので、最小セットアップを個人的にはおすすめしたいところです。
dv7とは関係ないですが、Dellも一時期そうだったように最近のhpはハイエンド帯が手薄なのが気になるところです。数が出ずあんまり儲からない価格帯ですが、手薄になったところをAcerやASUSなど中華資本メーカーに突かれています。DellのAlienwareのように、hpのEnvyに期待したいところです。