Studio XPS 13 (1340) レビュー

なるべく最初に読んで下さい。  >> このレビューの判断基準

 → Studio XPS 13 (1340) 詳細&ユーザーレポート
 ⇒ Studio XPS 13

まえがき

黒の光沢をベースにした筐体と本革がアクセントとして付いた天板を持つ13.3型のゲーミングノート「Studio XPS 13」。あまり時間なく見たので、何枚かの写真と見た部分の簡単なコメントのみ。

studio_xps_13 1  Studio XPS 13 (1340) 2

studio_xps_13 3  Studio XPS 13 (1340) 4

評価

価格は変動する物としてあまり考えず、ハードウェアの素の状態を採点します。

  評価 ○ 良い点  × 気になった点
筐体 評価 3 ○ スッキリしたデザイン
× 指紋は容赦なくつきます。とってつけた感のある天板の本皮
キーボード 評価 2 ○ 強く押せばしなるものの、たわむと言うほど酷くはない
× キートップに小さな段差が付いている形状が指に引っかかる
排熱 評価 4 ○ GPUはクロック可変。パームレストも不快感はなし
× 排気を塞ぐように天板が動く
液晶 評価 2 ○ 発色はまずまず
× 視野角狭く、コントラストが悪く感じる
騒音 評価 4 ○ 耳障りには鳴らず
× 夜はそれなりに響く
ソフトウェア 評価 4 ○ Vistaドライバは提供されている。プリインストールは少なめ
× XPドライバは提供されていない
性能
モバイル
評価 4 ○ ACアダプタがかさばらないのはいい
× 電源コードがL型ではないので、鞄にそのまま放り込めない
総合  /5 デル曰く『細部にまでこだわった高級感あふれるデザイン』ということですが、ACアダプタがせっかく薄いのにコネクタがストレート型だったりと、こだわり不足が多々。MacBookのようなプレミア感を期待すると肩すかしをくらいます。キーボードの形状が好き嫌いを大きく分けそうなのと、液晶にこだわりたい人には不向きなモデルです。

スペック

GPUGeForce 9400M G
CPUCore 2 Duo P8400 (2.26Ghz)
ChipsetIntel PM45
メモリDDR3-8500F 2GB (1GB*2)
ドライブ日立 HTS543216L9A / TSSTcorp TS-D633A
NetworkDell Wireless 1515
nForce 10/100/1000 Mbps Ethernet

筐体

studio_xps_13筐体1 studio_xps_13筐体2

全面的に黒光沢のボディで、指紋がつきやすい。天板はややラメが入った感じで、滑り止めを兼ねた本革がアクセントとして使われています。

各種ポート

場所を取りにくいスロットインドライブが特徴的ですが、SDカードスロット、PCカードスロットはダミーカード方式。光学ドライブをスロットインドライブにするなら、他のカードスロットもシャッター式にすればいいのに思ったりします。

映像端子はminiD-Sub15ピンに加え、HDMI、DisplayPortと3系統もあるのに対し、USBは2ポートのみと不足しそうな予感。排気口は背面の右側にあります。

前面 前面
背面 背面

右側面 左側面
背面 右側面

studio_xps_13ポート1 studio_xps_13ポート2

キーボード

キーは底固いとも言えないが、たわむと言うほどでもないです。個人的にはキーの形状が一番ネックでした。指の腹がキートップの段差に引っかかり、気になります。MacBookのようにほんの少しでもいいので、角を丸めてくれたらまだ良かったですが。

キーボード

キーボード1  キーボード2

キーボードはバックライト付きで、うっすら光ります。

サウンド

ノーチェック。

スピーカー

液晶

ハードウェアID SEC5443

視野角が狭い。姿勢を変えるとすぐ白く浮くので色の締まりがなく、コントラストが悪い。発色は普通。表面はグレア(光沢)で、映り込みもきっちり生じます。

液晶正面 液晶正面

上下視野角 上下視野角

左右の写真を撮り忘れ

輝度

65 72 69
69 91 71
73 82 75
AVG 74.1

騒音

GPUがさほど高性能でないのと、PowerMizerが働いているためか、冷却ファンは耳障りにならないレベルで留まっている。

騒音1

発熱

GPUクロックはPowerMizerが効いているのか可変し、発熱は抑えられている模様。

GPU-Z Temp

MHFベンチを回し続けてみましたが、パームレスト、キーボード共に40度台には乗らず、良好な温度を維持しています。

排熱1 排熱2

ソフトウェア

デルらしい少なさ

ソフトウェア1

性能

各種ベンチマーク 3回測定の平均値

FF11 3DMark05 3DMark06
3798 1985

FF11は最初4330が出ましたが、その後3468,3268と計測するたびに変動。安定感にかける動作です。

ACアダプタ

とても薄い。ACアダプタから先のコードも細い。質量は300g超とやや重いか。

ACアダプター 質量 ACアダプター サイズ

ACアダプター コネクタストレート型 ACアダプター 薄い

GPU-Z

Hybrid SLI機能を持つが、GPU-ZではGeForce 9400M Gとして認識された。

GPU-Z

CPU-Z

Core 2 Duo P8400 (2.26Ghz)

CPU-Z
 Mainboard   / Memory   / SPD

あとがき

MacBookのような作込まれた完成度の高さを期待するとガッカリしますが、キャンペーンで10万円を切る価格ならお買い得感はあるかな。Hybrid SLIはすべてのゲームに対して有効なわけではないので、その点注意。

マニュアルは超シンプル。ほぼCDケースサイズの冊子が1つ。これはデルに限らず、外資系のパッケージではよくあることです。NECや富士通のようなお金のかけたマニュアルは付いてきません。

マニュアル

 ⇒ Studio XPS 13

蹴茶 3Dゲームをノートで