登場時はかなり話題になったレノボの IdeaPad Yoga。国内導入されないかな?と思っていましたが、無事にリリース。今回はキラーアプリを中心に紹介したいと思います。
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パッと見はフツーのノートパソコン。しかし…
そう、ヒンジは360°回転。見事なタブレット形態へと移行します。
この状態になると背面に回ったキーボードは自動的に無効化されます。
底面はこんな感じ。ユーザーによるバッテリー換装は基本不可です。
各社が推すタブレットモードですが、実際のところはあまりタブレットとしては使わないという声をよく耳にします。
私も既存のWindowsアプリケーションを使う限りはその通りだと思うのですが、1つだけやたらとタブレットモードと相性のいいキラーアプリがありました。
ピクセラ StationTV Link
StationTV Link インターフェイス
出典: ピクセラ
レビューによると相性がありうまく行かないケースもあるようですが、うちではソニーのBlu-ray/HDDレコーダーと見事に連携。録画番組をYogaで見ることが可能になります。
シャープが売り出している「フリースタイルAQUOS」に近いことができます。
2011年8月25日 AQUOS新製品発表会 - YouTube
CPUパワーは十分なためか、802.11nのWi-Fi接続ながらレスポンスは非常に良好(あとで動画出します)。レコーダー内部だけでなく、NASに保管してある写真、動画もサクサク閲覧が可能です。
コストラストの高い光沢パネルなので、見映えが非常に良いです。
StationTV Link操作の様子(動画)。
Wi-Fi接続ながらシークバーによる操作もそつなくこなします。
初回接続時など動画情報の大量受信でたまーに落ちましたが、アプリ再起動後の再現性はなく、その後は問題なく使えてます。
キー配置はこのように。
Enter右隣にキーが並んでいる点、Enter周辺キーの縮小など慣れが少々必要です。あと打鍵時に若干たわみます。
パームレスト表面は細かな凹凸が付けられており、ザラッとした感触です。汗でベタ付きにくく、熱感も緩和されるメリットがありますね。
液晶はLG製でした。視野角も良好。気になるギラツキも感じられません。
ガンマ特性も綺麗ですね。
レノボ公式の画像を引用しますが、映像端子はHDMIでUSBは2ポート。電源は最近レノボが好んで使っている薄型タイプです。
IdeaPadシリーズなので、ThinkPadでお馴染みのツールは載ってません。中国系メーカーということもあってか、Baidu IMEやKingsoft Officeなど中国資本のソフトウェアがいくつか載ってます。
Modern UI
プロセッサ | Core i7-3517U (1.9Ghz) |
GPU | Intel HD Graphics 4000 |
ストレージ | Samsung MZMPC128HBGJ-000L1 (SSD) |
IPSの綺麗な画面は本当に気持ちいいですね。タブレットはこうでなくては。
2軸ヒンジは活かすも殺すもアプリ次第です。個人的にはパーソナルTVとしての可能性を感じましたが、ビジネス用途でも営業で便利に使えそうです。普通にノートパソコンとして使うだけだと無駄機能になっちゃいそうですが。
持ち歩く“タブレット”としてボディサイズが大きすぎます。電車で開いたなら注目の的です。iPad代わり買うモデルではないですね。
将来的にはこれにワイヤレス給電が組み合わさったりすると面白そうです。いまのところノートパソコンを充電するだけの給電容量はないのですが、中電力向けQi規格(MAX 120W)が策定中です。
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