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今回、短期間ながらtype Gに触れる機会をもてたので、印象を書いてみます。
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GPU |
Intel GMA 950 |
→ 【Everest Ultimate 2006 TRIAL 分析結果】 ※パーツについては複数の調達先を持つことが多いため、必ずこの仕様で届くとは限りません。 |
光学ドライブ内蔵で約984gというのはとにかく軽い。
(Let's
note W5の「ドライブ搭載で最軽量」の看板を降ろさせたことになる。)
あまり時間をかけて触っていないですが、Pavilion dv6100やdynabook AW6といった最近レビューしたA4サイズノートと較べると、もたつきを感じます。観察していると、HDDアクセスが続いているので、HDDが足を引っ張っているのかもしれません。
LEDバックライトを持つ超薄型液晶。
いつもの角度ではないですが、写真を掲載。店頭ではそんなに明るいとは思わなかったのですが、室内で見ると輝度が非常に高いのが印象的です。しかし、輝度にかなりのばらつきが見られ、また視野角は狭く、発色も青みがかっており綺麗とは感じません。
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正面 ちょいと青みがかっています。 |
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横から 左右視野角はちょっと気になるレベルです。 |
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上から 上下の視野角は左右よりもっと悪いです。 |
画面を3等分、最高輝度にして測定(単位はLUX)
輝度は十分すぎるぐらいにあります。 が、真っ白の画面にすると、液晶下部に明らかな輝度のばらつきが認められます。ヨドバシに解体モデルが展示してありましたが、ここはちょうどLEDが並んでいる場所にあたり、LEDの有るところ、無いところで輝度差が見えるようです。 |
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モバイルノートではしわ寄せが来やすいキーボード。type Gはどうでしょうか。
キートップの形状はtype SZタイプではなく、ごく普通の形。タッチは若干打鍵感に軽薄な安っぽさがありますが、引っかかりはなく軽快に打てる感じです。問題は縦のキーピッチの短さで、ちょっと閉口してしまいました。
打っていると、ザウルスやCLIEのキーボードを打つ時のように背を丸めて打ってしまいそうな、そんな感じのキーボードです。
HOME、PgUPキーなどはFn連動型
SleipnirやFirefoxで使えるかとか調べたかったのですが、時間が取れず断念しました。すみません...
指紋装置でスクロールは可能です。
ただ、何度も指をなぞらせないといけないので、使いにくいですね。速度をあげると微妙な操作が難しくなりますし。タッチパッド右隅にもスクロール機能はあるので、そちらの方が使いやすい。
期待するべからず。
携帯ラジオみたいなものです。
とにかく軽く、カーボンの質感がプラスチックのようなので、まるでオモチャのようです。
親父のオモチャといえばオモチャなのですが(w
ラッチレスゆえ片手であけることができますが、若干本体が浮きます。
開ける際は端ではなく中心を持つのを推奨。写真のように液晶が簡単に湾曲します(汗
(でもソニスタのサイトにある品質試験を見ると、ひねり試験もやっているみたいですが)
本体側も持ち上げるときしむのですが、たぶん軽さを追求するため、本体のカーボン厚もギりぎりの薄さになっているんじゃないでしょうか。
意外なことに液晶パネルは180度開きません。下の写真までが限界です。
メモステ陣営の親玉といえるソニーですが、とりあえずSDカードスロットを装備してくれています。
ただ、位置はメモステ重視で、いったんSDを挿すと取り出しにくい(^^;
カーボンファイバー製ですが、非常に軽く乾いた感触からプラスチックのような印象を受けます。
カードスロットはダミー式。USBポートは左右2つですが、開発者インタビューによると単純にこれ以上ポートを付ける場所がないから2つにしたそうです。
天板と底面はカーボンを重ねた「マルチレイヤーカーボン」で、パームレスト部は「カーボンモールド」というカーボン含有率10%の成型品。強度はマルチレイヤーの方が高い。
FDBENCHでは測定不能? お馴染みの上海問屋のSDで測定しようとしたのですが、途中でフリーズしたのか?と思うほど時間がかかり、妙な結果になってしまいました。
実際の200MBファイルを使ったテストでは、書き込みが28秒01(7.14MB/s)、読み込みが76秒09(2.63MB/s)でした。SDの読み込みの遅さはかなりのもの。スロットが無いよりはあったほうがいいですが、多用するのなら外付けを使った方がよさそう。メモリースティックは手持ちがないので未チェックです。
参考に → フラッシュメモリー&カードリーダー性能表
ACアダプタはこんなサイズは見たことがないほどの小ささ。
コンセント端子を本体に直付けできるアダプタも付いており、全部いれても191gです。
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冷却ファンの回転数は細かく調整されているようで、なーんにもしなければ静かですが、少しでも仕事をさせると音を上げてきます。CPUだけでなく、HDDへの負荷も続くと回転数は最大までアップ。 音量も大きく、部屋にあるセラミックファンヒーターの音と肩を並べるくらいの音量で、計測すると73dBAを超えてます。 |
ぶんぶん回しているおかげもあってか、発熱はさほどではないですが、左手のホームポジションから左パームレスト部にかけて若干暖かくなります。
開発者インタビューではキーボードの静粛性に気を配ったと書いてましたが、こっちの音は良かったんでしょうか(^^;
ビジネスモデルにしては、初期登録アプリがかなりありますが、これでもバイオにしては少なめか。
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cougarさんのスタートアップチェッカーにて調査 |
試す時間がなかったので、リカバリディスク作成はトライしてませんが、HDDからのリカバリはなかなか早かったです。XPの再インストールに約10分。その後、XP起動後に「アプリケーションをインストールしますか」とダイアログが出るのでOKすると、アプリケーションのリカバリが始まります。これに12分ほど要します。
プリインストールが嫌な人は、ここで「いいえ」を選べばアプリを入れないこともできますが、付属ツールが管理するFelicaポートなど一部装備が使えなくなります。この辺はこれまでのバイオと同じ振る舞いですね。
パーティションサイズの変更も選べます。また作業中の経過時間がキッチリ出るのもプラス評価です。
電源設定は「常にオン」で計測。
3DMark03も取ったのですが、スクリーンショットが撮れていないことに後で気づきました(^^;
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FF11 v3 高解像度 1425 |
蹴茶は仕事柄、あまりビジネスバッグは持たないのですが、家にあるバッグに入れてみました。
ACアダプタは付属のマジックテープで写真のようにまとめられるようになっています。
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このようにすっぽりはまります。 薄いため、収納性能は抜群に良いです。 |
この薄さなら、サイドポケットにも入るんじゃ...と思って試したら、
入った
(^_^)v
とにかく軽く薄い。出張には最強でしょう。
Q. バッテリーいたわりモードはオフにできるのか
オフにすることができます。あと50%充電と80%充電の2パターンが選択可能。
AC電源が8割、9割の使い道なら、50%充電を選ぶことで寿命をさらに延ばすことができるそうです。
Q. プレゼンテーションボタンはどういった機能を割り振れる?
いわゆるアプリボタンとして特定アプリの起動、ファイルの実行、またアプリの終了も割り当て可能です。プレゼンボタン本来の用途として使うと、押すとデスクトップ背景の切り替え、スクリーンセーバーのオフ、ボリュームの調節がワンタッチでできるようになります。
Q. HDDの転送速度は?
すみません、調べるのを失念していました。
でも体感速度のところでも書きましたが、かなり遅そうです。
Q. 縦についているUSBにUSBメモリはさせるのか?
挿せそうですが、細いスティック上でないと邪魔になりそうです。幅があるものはボツでしょう。
難点はファン音と長方形のキー
利点は最強の軽さ、薄さ
評価表もつけてみましょう。
3D性能 |
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Intel 945GMより性能の低い945GMS。期待するべからず(^^; |
液晶 |
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これは1か2かで迷いましたが、輝度だけは高いので2にしました。 |
キーボード |
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キーの縦が短いのはかなり窮屈。それでもミスタイプしにくいのはある意味よくできているとも |
騒音・ノイズ |
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細かくコントロールされずっと回るわけではないですが、作業中は遠慮なく回ります。 |
筐体の質感 |
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感触はプラスチック様でオモチャのよう。でもカーボン素材と聞くといいような気がしてくる(笑) |
発熱処理 |
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左手が担当するキーボード部と左パームレストが若干熱くなる程度。不快とまではいかない。 |
モバイル性 |
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本体の軽さ、ACアダプタの小ささ、薄さともに上々で収納性は抜群に良い! |
耐久性 |
??? |
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実際どうなのよ?というのは不明。今後のユーザーさんレポで明らかになるはず。 |
総合評価 |
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じかに触れて「欲しい!」とならなかったので星3つ。オフィス系作業しかしないのであれば、この収納性は抜群に良いと思いますが、個人で持つ喜びとなると物足りない機種のような。type Gに悪いですが、蹴茶的にはtype Tのワイドで液晶綺麗な設計思想の方が好みのようです... |
モバイル機では永遠のテーマですが、何をとって何を捨てるかです。
薄さを追求するために筐体に大きくめり込んだバッテリー。その余波で、キートップが正方ではなくなり、キーボード環境の悪化へとつながってしまっています。これが最大のマイナス。
このキーボードのため、バリバリ文章を打ちたい!とは思わないモデルです。ただ不思議なことに、実際打ってみるとミスタイプなく打ててしまうので、おそらくこれがぎりぎりの線なんでしょう。先方へ資料みせて、メールチェックして返事を打つ。純粋に2nd機としてモバイルしたい人に最適なモデルです。
キーボードが正方形で打ちやすいという観点で選ぶなら、NECのVersaPro
UltraLite VMが有力です。こちらはキーピッチが17.55mmの正方型、ストロークも2.5mmあり、キーボード環境にかなり配慮された作りになっています。その代わり、分厚さも段違いですが。
⇒ VersaPro UltraLite VM
(正方形キーが特徴)
⇒ Let's note W
また隠れた点として、type Gはライバルが搭載していないGigabitEthernet、Bluetoothなどを搭載している点は大きなポイントかもしれません。Bluetooth製品も増えてきましたし、あると便利です。
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VAIO type G |
VAIO type G |
Let's note W |
VersaPro UltraLite VM |
質量 |
984g |
1030g |
1199g |
1130g(Felica,指紋無し時) |
駆動時間 |
6時間 |
12.5時間 |
12時間 |
7時間 |
キーピッチ |
17×?(mm) |
17×?(mm) |
19×16(mm) |
17.55×17.55(mm) |
ちなみにバッテリーSとバッテリーLはサイズが一緒。Lを付けても出っ張らないようになっている。 |
あと、type Gの液晶の薄さは相当なもの。品質試験してるそうですが、あくまで試験レベルの話です。実際の使用では危ない気配がぷんぷんするので、手厚い保証を付けておきましょう。
関連リンク
→ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1101/digital017.htm
→ http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0611/15/news028.html
→ http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0611/01/news048.html
→ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1113/hotrev314.htm
→ http://review.ascii24.com/db/review/pc/a4note/2006/11/09/665736-000.html
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