09
25
2014
ダイソー200円インク、互換インク vs 大容量インクタンク
ダイソー200円インク、互換インク vs 大容量インクタンク
ダイソーの 200円プリンタインク。
純正品であれば、900円はするのでコストパフォーマンスは非常に高い。
シャネルの香水より高いとも言われるプリンタインク。年賀状ユーザーならまだしも、年中使うユーザーや中小企業にとっては結構な金額になります
非純正インクは安いですが、メーカーのサポート外となってしまいます。私の場合、購入後2,3年は純正品を使い、壊れてもいい頃合で非純正インクに切り替えています。
互換インク、訴訟の歴史
パソコン用プリンタは本体を安く売り、消耗品で儲ける「替え刃商法」なので、互換インクの存在はメーカーにとっては非常にやっかいな存在です。
そのため、メーカー各社は詰め替えインクを特許で囲い、互換インクを特許侵害で訴えることで利益を守ってきた経緯があります。
関連)
→ セイコーエプソン株式会社との特許権侵害差止等請求訴訟 勝訴確定のお知らせ - エコリカ -
リサイクル アシストとキヤノンとの訴訟はキヤノンの勝訴
→ キヤノン株式会社とリサイクルアシスト株式会社の最高裁判決について - エコリカ
→ キヤノン株式会社とリサイクルアシスト株式会社の判決について - エコリカ
エステー産業がキヤノンを訴えた件はキヤノン勝訴で終わる。
→ キヤノン株式会社との訴訟につきまして|エステー産業株式会社
海外でも
→ エプソン、英国カートリッジ訴訟で和解 - ITmedia
米国などでは逆に不当なシステムを販売しているとして訴えられる側に
→ ニュース - エプソン米法人がインク・カートリッジ集団訴訟で和解へ:ITpro
HP、Samsungなども訴訟に絡む
→ 米HP,中国Ninestar Image社と互換インク・カートリッジの特許侵害訴訟で和解
→ Samsungに集団訴訟、「プリンタ格安でも対価に見合う量のインクを使えない」:ITpro
裁判はメーカー側の完勝とはいかず、いくつかの最高裁判決で敗訴。
結果、現在も互換インクは健在です。
方針転換したエプソン
海外では大きな変化が起きています。
「日米では9割近くが純正インクを購入しているのに対し、新興国の一部では6割にも満たない地域があった」(エプソン久保田健二専務)
→ 東洋経済オンライン
上述のように海外では日本以上に互換インクが市民権を得ており、対策としてエプソンなどは数年前から自ら大容量インクタンクモデルを販売しています。
出典: エプソンIR資料
ライバルはHPやキヤノンではなく、改造業者だった。ならば、と大容量タンクを付属させた製品を10年から投入して巻き返す。一度購入すれば、1万枚以上の印刷が可能になる。これが受けた。11年にはアジア市場での販売台数の約2割を占める水準になっている。新興国での販売は昨年の4カ国から、今後29カ国へ拡大する予定だ。
→ セイコーエプソン、新興国の開拓で業績V字回復へ
大容量インクタンクモデル
出典: Epson
日本では純正インクを使うユーザーの割合が9割と非常に高く、当面ビジネスモデルの転換は起きそうにないですが、互換インクのシェアがさらに伸びれば、海外市場のように大容量モデルが投入されるかもしれません。
→ 純正のインクカートリッジの使用割合は9割強 - BCN
関連
→ エプソン、好業績を引っ張る意外なプリンタ | 東洋経済オンライン
→ 蹴茶: キヤノンがプロ向けにインクタンク大容量化、ぜひ個人向けでも [2012.1.19]
→ 蹴茶: 「プリンタインクはシャネル5番より高い」 現行機種を比較 [2012.3.2]
→ 蹴茶: HP、インク商法からの脱却に挑戦 [2012.5.12]