06
09
2014
G-SYNC対抗のVESA規格「Adaptive-Sync」

G-SYNC対抗のVESA規格「Adaptive-Sync」

ディスプレイ書き換えの主導権をGPUに持たせようというのが最近の流行り。

G-Sync イメージ

そしていつか見た景色というか、後手に回ったAMDが標準規格に仕立てる展開になっております。

 → 蹴茶: ディスプレイ同期に革命? NVIDIA「G-SYNC」 [10.20]
 → VESA,AMDの「FreeSync」を「Adaptive-Sync」として標準化


先日の Computex 2014 で西川善司さんがNVIDIA、AMD双方にこの件で取材してます。さすがです。

 → NVIDIAのG-SYNC担当者に聞いてみた - 4Gamer.net
 → AMDの担当者にも聞いてみた - 4Gamer.net

NVIDIA
「機器間のマッチングが大変、普及は容易ではない」

AMD
「G-SYNCのような特別なハードウェア要らない」
「DisplayPort対応なら、ファームウェアの書き換えで済む」
「G-Syncは表示遅延が不可避」


記事では似た事例として CUDAが挙がってます。CUDAは先行によりソフトウェア資産が積み上がったのが大きいですが、G-SYNCの場合、現状GeForce優勢というアドバンテージはあるものの、さほど決定的な差ではないですね。

それよりもNVIDIAの専用ハード必須な点がネックになりそうです。
(ディスプレイに組み込む)

G-Sync モジュール

案外、統合グラフィックスで巨大なシェアのIntelが鍵を握りそうな気もします。Intel HDGシリーズが「Adaptive-Sync」に対応、ないしDirectX12に組み込まれるようなことになればメーカーは「Adaptive-Sync」に傾きそうです。


関連
 → NVIDIA press conference at CES 2014 - part 2 - YouTube
 → ▶ NVIDIA G-SYNC DIY Kit Installation - YouTube