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⇒ ドスパラ
ドスパラプロデュースの15.4型ノート。ベースは「Compal HL90」。初見はかなり地味な印象です。
価格は変動する物としてあまり考えず、ハードウェアの素の状態を採点します。
GPU | GeForce 9600M GT (DDR2 512MB) |
CPU | Core 2 Duo P9600 2.66Ghz |
Chipset | Intel PM45 |
メモリ | PC2-6400 2GB×2 |
HDD | 日立 HTS543232L9A300 / TSST TS-L633A |
Network | 調べず |
天板は光沢あり。パームレスト部分はシボ加工された素材で覆われ、最近流行りの光沢パームレストに較べて汗もにじみにくく、使い心地は良好。
使用頻度が高く、またコードが邪魔になりやすいUSBポート、Ethernetポートが手前にあるのが難点。加えてUSBは右側面に集中し、左に全く無いのもマイナス。背面は何も無い。
前面
右側面
左側面
背面
問題と思われるのは左サイドの手前(上右写真)。Ethernet、メモリーカード、PCカードが密集するため、使い方によっては非常に不便。
Enter右隣は何も無し。Backspaceも大きい。キー底は固く配列も素直と大きな不満点はないが、右下が詰まっている。「?/め」「−/ろ」「(右)SHIFT」など一部キーが縮小している他、カーソルキーも一段落ちしていない。この辺は慣れを要す。
またHOMEキーはあるものの、PageUP、PageDownなどはFn連動になっている。
どこかくぐもった音。古いラジカセのような音だが、音量をあげても音は割れにくい。
製造元は台湾Chi Mei社(2009年1月時点で世界シェア3位の液晶大手)と思われる。デフォルトでは青みが強く、緑の発色がいまいちと感じる。色をいじればバランス良くなるが、デフォルト設定の評価としては普通。
※ ハードウェアIDの確認は同機を所持するt氏の協力を得ました。ありがとうございます。
他のノートの輝度と較べて特に高いわけではないが、暗いと感じることはたぶん無い
90 | 90 | 89 |
95 | 109 | 94 |
78 | 89 | 78 |
AVG 90.2 |
おおまかに4段階程度に変化。耳障りな高音域はほぼ無し。「爆音」というと言い過ぎになるが、MAX 60dBA中盤で高頻度で回るため静音好きな方には気になるレベル。
ベンチマークを回している最中の温度は左パームレストが37-38度、キーボードの左隅の枠が39度と高い程度。パームレスト部のレザー風の触感もあり、熱の不快さは少ない。
ショップブランドらしく、必要最低限しか入っていない。セキュリティソフトの体験版もなし。お気に入りのセキュリティソフトがある人には都合がいい。
各種ベンチマーク 3回測定の平均値
FF11 | 3DMark05 | 3DMark06 |
6899 | 8536 | 4217 |
FF11はCPUのクロックが高い恩恵か高めに出ていますが、3DMark系はVRAMにGDDR3より低速なDDR2が使われていることもあって低くなっています。
出力19Vの90W品。
※注意 VistaはSP1をあてないと駆動時間が短くなる可能性があります。
調べてません。
かなり快速。SDHC、SD問わず速度が出てる。
調査せず
以前から9M世代にも55nmプロセスが混じっているのではないかと噂があったものの、GeForce 200M世代が出た今となってはGeForce 9M世代=65nmプロセスですね。
45nmプロセス製造のPenryn。Core 2 Duo P9600。
3DMark06を回すと70Wに到達。ミドルレンジノートとして妥当な数値。ACアダプタの容量が90Wなのも納得。
WindowsXPなので無し
ヒューレットパッカードがデザイン重視路線のPavilionで躍進した影響もあるのか、各社目に見えてピアノブラック調のデザイン偏重モデルが増え、その結果使い勝手を損なっているモデルも少なくない。本機は天板こそ光沢調だが、キーはオーソドックスな形状で、シボ加工のパームレストも汗がにじみにくく好感触。
難点はポート配置がいまいちで、常時有線マウスやプリンターをUSBで繋ぐ人にはストレスがたまる可能性が高い。液晶も多少調節が必要。あと付属マニュアルはデスクトップ向けの汎用品なので、初心者ユーザーにはお勧めしにくい。
Windows7の今年中の登場もささやかれているので、BTOでOS無しを選びWin7ベータ(※既に公開ダウンロードは終了しています)を試しつつ、Win7発売と同時にSO-DIMMメモリモジュールと一緒にDSP版を買うのもまた一興かもしれない。WinXPも選べる。ドライバダウンロードはこちら。
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