21
04

米国エネルギー省が2010年に見積もった新規発電所コスト

米国エネルギー省が2010年に見積もったコスト試算。
2016年に新規発電所を運転開始するとした場合の見積もりです。
 → 2016 Levelized Cost of New Generation Resources from the Annual Energy Outlook 2010

エネルギーコスト

発電所種類総コスト
従来型石油100.4
高度石炭火力発電110.5
高度石炭火力発電(CO2回収)129.3
天然ガス 従来型複合サイクル発電83.1
天然ガス 高度複合サイクル発電79.3
天然ガス 高度複合サイクル発電(CO2回収)113.3
天然ガス 燃焼タービン発電139.5
天然ガス 高度燃焼タービン発電123.5
高度原子力発電(たぶん第3世代?)119.0
風力発電149.3
風力発電(海上)191.1
太陽光発電396.1
太陽熱発電256.6
地熱発電115.7
バイオマス発電111.0
水力発電119.9


さすがにここまで東電の影響力はありません。
まぁ米国政府も原子力推進派ですが、頭の片隅に入れておいても損はありません。

個人的に応援したいのはバイオマス。

 → ポスト「福島」:本格的な天然ガス時代突入へ

関連
 → 蹴茶: 複雑な欧州の電力事情 ドイツが電力輸入国になる [4.18]
 → 蹴茶: 阪大の電力・パワーエレクトロニクス研究者による電力考察 [3.31]
 → 蹴茶: 犬吠埼沖合での風力発電を東電が邪魔している説の論文より [3.27]
 → 蹴茶: 電気料金を値上げすべし 野口悠紀雄 [3.16]