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[FIT] 孫社長より危ない、疑問を抱かない国会議員

蹴茶: 孫さんが触れたくない事実 2009年のFITを引用する理由 [2012.4.26]
 の番外編。

自由報道協会(Ustreamの1:04:40のあたり)でのやり取り。

司会「政治家にならずに在野で居ることの意味というのがありましたら」
孫氏「私は事業家ですから、事業家としての角度から何かできることがあれば精一杯やりたい」

孫さんというのはどこまで行っても事業家なんだと思います。

私は孫さんは嫌いじゃないです。あえて反旗を翻し議論を巻き起こす孫さんは、主張が我田引水であっても、問題点を洗い出し、日本の風通しをよくする貴重な方だと思っています。

私たちが一歩引いて受け取り、疑問点を指摘する方が現れればいい話です。
私の中ではプロレスのヒール役に近いかもしれません。

本当に危ないのは、そのヒール役を真に受ける国会議員とメディアの存在。
20日の民主党会合では最後に質問の時間もあったのですが、

民主党議員A「大変志ある、熱い構想ありがとうございました、」
民主党議員B「これは政治家の決断1つです。我が政権の決断1つです」
民主党議員C「いや素晴らしい提案を頂いて感激をしております。」



ただ空気を読んでいるだけならいいですが、誰一人としてFIT価格に突っ込まない。
座長の直嶋正行 元・経済産業大臣も、です。(経産省の資料も読んでない?)

座長の直嶋正行氏

政治家のチェック機能が機能していれば、こんなエントリーを書く必要も無かったのです。

(正直、これと同じことを外交でやられたらと思うと恐ろしい話ですが。)


自由報道協会の参加記者からもFITへの質問は出ませんでした。それよりも「飼い慣らされたメディア」や「国家権力からの圧力うんぬん」「メディアによる国民洗脳」と言った話の方が重要なようです。

それも大切かもしれませんが、今回は太陽光発電の話に突っ込んで欲しかったです。


色んな意味で興味深い録画です。
今回の話の確認も含め、お時間があればぜひUstをご覧ください。

22日オススメです。

オススメ順

 ・ [UStream] 4/22 自由報道協会

 ・ [UStream] 4/20 民主党復興ビジョン会合

 ・ [UStream] 4/25 民主党エネルギーPT