2006年初冬 DLNAで構築 快適リビング計画 2
最終更新 2006-11-20 ver.2
最初に評価を書いておきたいと思います。 蹴茶が最も気にする静粛性に大きな問題があるため、厳しい結果となりました。
サイズ
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◎
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非常に優秀
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導入のしやすさ
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◎
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非常に優秀
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静粛性
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××
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静粛性への配慮は全く無い 最大の問題点 −1.5
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安定性
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○
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まだ判断するには早いですが、いまのところ問題無し
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操作性
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△
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操作用の画面が懲りすぎ -0.5
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機能
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△
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TV録画機能は欲しい -0.5
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将来性
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△
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カートリッジのアップグレードが明記されず -0.5
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総合評価
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音が気にならない、LAN配線できる物置がある方なら
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では、順番にみていきましょうか。
LANDISK Tera到着
ぴんぽーん
予定の時間に配送会社のおっちゃん。左手には納品書。右手だけでにLANDISK Teraを抱えています。 ボトッと落とすのではとハラハラしましたが、無事受け取り完了。
片手で持てるほどの外箱
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重さは6.6kg
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【サイズ】 やっぱり小さい!
予想以上にコンパクトです。面積的にはCDケース2枚分も無いでしょうか。 重さは6.6kg。見た目が小さい分重く感じますが、これをモバイルするわけではないので(^^;
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とりあえず机の下に置いてみる。
電源内蔵で、本体から出るのは電源ケーブルとLANケーブルのみでスッキリしています。UPSがあれば万全ですね。
ちなみに、青LEDは光量を調節可能。Good!
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【導入】
LANDISK Tera中身はどんなものか
中国、台湾系の直輸入品と違い、日本語カラーマニュアルが入ってます。 リファレンスマニュアルはCD-ROM内にPDFで入ってます。
書いてある通りに進めば、5分程度でセットアップ完了。非常に簡単です。
ネットワークを検索で いとも簡単に見つかる
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設定によってはセキュリティはオフにしないと、 付属ツールで見つからないので注意
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DLNAの構築もイラスト表示見ながら簡単に設定
【静粛性】 ぐぉ、うるさい! 小径ファンが全ての元凶か?
自作界では静音PCもブームといえないぐらい定着した感がありますが、蹴茶も自作PCではSmartDrive入れて床置きしたり、CPUファンを外してケースファンのみで運用したりと、バリバリ静音を追求していました。どうも掲示板でみんなの意見を聞くと、蹴茶は世間並み以上に静音を求めるフェチの部類のようです。
そんな蹴茶だからなのかもしれませんが、LANDISK Teraの静粛性は皆無に等しいという結論に。 小径ファンの存在はある程度覚悟していたのですが。
前で50dBA、後ろで55dBA前後です。 数値上はあのニコイチよりはマシなのですが、ニコイチと同じく
小径ファンから高周波の音が常に出ており、これはかなりつらいものがあります。
HDDからもスピンアップ音やシーク時の音は当然聞こえるのですが、音の質、アクセスの無い時は止まるということもあり、神経的負担という面では小径ファンよりはるかにマシです。
おそらく電源冷却用と思われる小径ファン
LANDISK Teraの公式FAQにも明記されていますが、ファンコントロール機能は付いていません。機械の故障をなるべく防ぐという面では、確かに冷やした方が良いのですが、温度計も持っているのだからもっと回転数を抑えても良かったのではないか。静粛性に気を配って欲しかったです。
業務用であれば他に騒音源は山とあり、全く問題ないのでしょうが個人で使うとなるとこれは致命的です。例としてあげているREGZAとの運用ですが、リビングに置くのはもってのほかでしょう。確実に家族から反対をくらいます。アイオーの方も開発段階で一度でいいから自宅に持って帰り、2,3日リビングにおいて家族の意見を聞けば、こういう設計にはならなかったように思うのですが...
PS3 のように大口径ファン1つであればどんなに良かったか
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対するバッファローの新型TeraStationは図の通り、1つの冷却ファンで換気をしており、静粛性の点では理想的なスタイルです。(DLNA未対応ですが、対応すれば無敵?)
電源部への負担を考えれば、冷却した方が良いのですが、どこまで信頼性を求めるかだと思います。耐熱仕様の高い部品を使ってでも、電源部のファンは無くして欲しかったですね。
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このままではいかん!と蹴茶も遮音シートを使ってみたり色々してみたのですが、最終的には部屋から離れた玄関に置くことでいまは解決しています。詳細は次の回で。
温度とHDDの関係:http://arena.nikkeibp.co.jp/qa/parts/20050727/112945/
【操作性】 パッと見はいいのだが
RAIDの変更や、システム情報を見る画面はHTMLで構成されており、ブラウザで見ることができます。ただこの画面のメニューが、いちいちJavaScriptで動くので次第に煩わしくなってきます。できれば、最初だけ見て気に入らなければ、動きを切るオプションが欲しいですね。各々の操作に対するレスポンスもあまり良くはありません。
メニュー構成についても、上の方に情報表示、メニュー、ログオンとタグがあり、そのタグを選んで左に飛び出してくるメニューを選ぶ形になっています。でもこれ、上のタグで分ける必要があるのでしょうか。
情報表示は赤色
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→ ←
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一般的な操作メニューは青色
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最初は「おお、面白い」とか思うのですが、そのうち切り替えるのが面倒に。一覧性も乏しいです。
この方が操作しやすいように思います。
【機能】 DLNAはあるのだが
DLNAサーバーは謳い文句どおり搭載されており、これは問題ありません。
ただ色々使ってくると、これにTV録画できないだろうかとか、iTunesのデータベースにしたいと欲がでてくのですが、その欲に答えてくれないのがもどかしい。ライバルと比較すると
*1 聞いたところではREGZA Zシリーズでのみ可能.アイオーのキャプチャーでは無理らしい. ちなみに清水理史氏にも昨年指摘されている. *2
2007年2月新登場のNASを追加更新 |
同じアイオーの「挑戦者」ブランドであるLANTANKにさえ機能面では劣るのは悔しい。REGZAでなく、TVキャプチャーと連携した直接録画機能もぜひ欲しいところです。iTunesサーバーに関しては必須ではないのですが、あった方が便利なのでこれも対応して欲しい機能です。
【将来性】 カートリッジはバックアップ用だけなのか?
添付のリファレンスマニュアルを読むと、もっぱらカートリッジはバックアップ用として扱われています。しかしそれだけではもったいない。せっかく簡単に交換できるのですから、2009年には1ドライブで2.5TB近くまでいくとも言われる大容量化に対して上手く対応できないものでしょうか。
たとえば1TBのLANDISK Teraで、500MB/500MBで分けているミラーリングの片方のセットを将来1TB×2に交換し、残りのセットから転写。次に残っている500MBも1TB×2に交換。結果として、4TBのLANDISK
Teraとして生まれ変わる、そんな運用ができれば夢が広がります。
いまの時点でもミラーリングからの復旧機能で可能なようにも見えますが、大事なデータをかけてトライするのは気が引けるところです。正式に対応してくれると嬉しいのですが。
まとめ
コンパクトさ、RAID5対応、電源を切らず抜き差しできる(ホットスワップ可能な)カートリッジ式。純粋にネットワークストレージとしてみれば、意欲的に開発された優れた製品です。しかし個人で使うとなると、そばで読書をすることもあれば、寝ることもあります。生活環境への配慮がもう一段欲しかった。
メインの大口径ファンの方は温度で回転数が可変するため、よりファンコントロールを煮詰めることができそうですが、問題の小口径ファンの方は変わらず回っているため、電圧を可変させるギミックがないように思います。今後のファームウェア更新での改善に期待するのは難しいかもしれません。
→ 公式サイト → LANDISK Tera HDL-GT1.0
(直販のioPLAZA,
30日間は返金可が特徴) → ツクモが結構安い
延長保証も可能です。
→ 第1回 快適リビング計画 機材選び → 第2回 LANDISK
Teraは使えるか → 第3回 LANDISK Tera 静粛化計画 → 第4回 DLNA対応テレビ 「REGZA
42Z2000」 レビュー → 第5回 ワイヤレスオーディオ
AirMac Express 放置ぎみ → 第6回 LANDISK
Home 導入編 → 第7回 LANDISK
Home 番外編
次回はちょっとイレギュラーなことも含め、色々試した結果報告です。 Linuxどうこうではないですが(^^;知識無いので
→ 蹴茶トップページへ
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