2007年春 REGZA 42Z2000 快適リビング計画 4
最終更新 2007-9-6 REGZA Z3500情報を追加
PCユーザー受けNo.1? RDシリーズ時代からPCユーザーの支持を集める東芝が出した薄型テレビ「REGZA」の簡易レビュー。
TV台があってない... 地震対策しないとダメですねぇ 普段の音は、REGZAから出してます
|
|
リモコンはかなりスッキリした方かな チャンネル、音量が大きいので 初めて触る人でもわかりやすい
|
ノートPCほど数は見ていないのであてにならないかもしれませんが、長所短所を箇条書きしてみます。
長所1 圧倒的な情報量のテレビ欄
この春のアップデートで過去のZ2000シリーズも対応した新テレビ欄。 その破壊力は圧倒的です。
まずは旧テレビ欄からご覧あれ。
まぁ、東芝以外のメーカーと同じ程度のテレビ欄ですね。
それが、2007春仕様になると
そして、フォントを小さくすると!
もはや新聞のテレビ欄並みです。 ただ、家人からは小さくて見にくいと不満の声が。フォントサイズはもう少し大きい方が使いやすいですね。
参考までにこの日の新聞のテレビ欄
一段階大きくすると、このように
長所2 簡易録画機能
このテレビ欄から、録画予約が簡単にできます。番組を選んで決定ボタンをポチポチと押すだけ。下の写真では録画先はLANDISK
Teraに設定しています。
シリーズごとの予約はできないようなので、特定の番組を毎回撮る場合はキーワード検索が意外と便利です。キーワード検索はフリーワード入力が可能なので、番組の名前の一部を入力します。
文字入力は携帯と同じなので、戸惑うことはないでしょう。USBキーボードも付けられます。
現在から一週間先までの番組が検索で引っかかるので、それを1つずつ予約していきます。 面倒くさそうですが、予約完了すると自動的に下記の画面に戻るので、スムーズに予約ができます。 ただ、これを毎週やるのは不便ですね。最新Hシリーズでは連ドラ予約ボタンがある。羨ましい。
※ 2007年8月発表のREGZA
Z3500シリーズでZシリーズも連ドラ予約に対応
長所3 低反射コーティング
|
|
おそらく店頭では、見映えがせず訴求力の弱い低反射コーティングをREGZAはあえて採用しています。
でも家では、低反射のおかげで長時間の視聴でも目が疲れにくいのは確かなように思います。映り込みもまったく感じないです。枠も流行りのピアノブラックではなく艶無し。
|
では、ここからは短所。
短所1 NASからの再生時にレジュームが効かない
LANDISK Teraに録画するまではいいんですが、再生が不便きわまりないです。
特に一度停止して、後日その番組を再度見ようとすると、また最初から再生する(レジュームが効かない)のは使いにくさ爆発です。録画再生はおまけ機能といってしまえばそれまでなんでしょうが、対応するのはそんなに難しいことでも無いと思うので、ぜひレジューム再生できるようにして欲しいものです。
RDシリーズで可能な、音声再生付き2倍速再生も当然ながらできません。
※ REGZA
Z3500シリーズで待望のレジューム再生に対応した模様
|
|
再生がおまけ扱いであることは、ボタンの位置からもわかります。
再生早戻し、早送りのボタンは、リモコン下部のスライド蓋をあけたところにこっそりあります。小さい。
早送りの最大速度もRDシリーズより遅いです。
※HDD内蔵の最新Hシリーズでは表に操作キーがある。
|
短所2 もっさり感
どの操作にも言えますが、もっさりしています。一昔前のFOMA携帯のようです。他社も似たようなものかもしれませんが、久夛良木氏の言うようにCELL入りテレビにして欲しいものですね。幸いにも東芝もCELL陣営なのだから可能性はある?
※ 日経トレンディで特集をしていましたが、バイデザインなど格安ブランドと比較するとこれでもだいぶ速い方のようです。
短所3 動画に弱い 倍速駆動でない
昨年から出始めた倍速駆動液晶ですが、2007年は倍速駆動元年といえる年。今春にはビクター、シャープ、松下、ソニーと続々と各社から倍速駆動モデルが出揃ってきました。そんな中で見較べると、REGZAはどうしても見劣りがちです。
特に顕著なのは横に流れるテロップのにじみで、よく店頭では比較されていると思います。横に流れるテロップ自体はさほど目にする物ではないですが、やはりスポーツなど倍速パネルがちょっと羨ましい場面はちらほらあります。
※ REGZA
Z3500シリーズで倍速パネルとなった
短所4 暗所に弱い
液晶の弱点ともいえますが、やっぱり黒のコントラストが弱いです。
ある時見たシーンで、長い黒髪の女性が、黒のドレスを着て暗い廊下を歩くという、まるで液晶の弱点を見せつけるかのようなシーンがたまたまありましたが、髪の末端からドレス、床までが一体化してしまっていました。ボーと見てましたが、そのシーンになってん?と疑問を思わせるだけの違和感がありました。
プラズマや有機ELだとこういったシーンには強いでしょうね。
短所5
PCから録画予約ができない
家庭内のPCから、Eメールで暗号のような文字列を送って予約をすることはできますが、REGZA本体でできるようなテレビ欄からの予約ができないのは不満たらたらです。
番組ナビゲーターのようなものを作ってくれませんか > 東芝さん
※ REGZA
Z3500シリーズにはQosmio G40と連携する「REGZA Link」機能がついたが、PCから録画予約できるかどうか不明。
総括
こなれた価格。画質。おまけだが録再もできる。買って良かったと思える今日この頃。
好みで分かれるところですがREGZAの画質はGood。実質店頭アピールモードの「あざやか」ですが、今でも多少パラメーターを変えてこれを使っていたりします。元絵を誇張した絵になるもののアクオスほど違和感のある演出もしないので蹴茶の好みです。
スピーカーもまずまず。基本的に人の声(中音域)を重視したセッティングで、音楽や映画を見るとやや迫力不足かもしれません。
操作性はキビキビさがいまいち欠けるように思いますが、これは地デジ薄型テレビであれば、どれも遅い。日経トレンディ2007年6月号のテスト結果を見る限り、REGZAシリーズは非常に優秀なようです。
録再については、特に再生の貧弱っぷりが目に付きます。外部HDDを繋げるので、容量をあまり気にしなくて良いのは嬉しいのですが、溜めれば溜めるほど操作性が気になります。Z2000だけで家族全員の録画要望に応えようとすると、かなり面倒です。HDDレコーダーを併用し、日々の使い勝手UP、操作時間の短縮を計った方が良いかと思います。
前述の日経トレンディ特集を見ると、この春、新登場のREGZA
H3000シリーズ(HDD内蔵型)は、操作レスポンスがさらにいいようです。おそらくZシリーズにもこのレスポンスの良さは導入されるはずで、今秋に倍速駆動パネル採用で登場とも言われるREGZA
Z3000(予想)は非常に高い完成度を持ちそうです。
現行のZ2000も価格はこなれているので、安く、早く手に入れたい方はZ2000。 早く手に入れたいが、録再の操作が気になる人はH3000(NASは無理ですが、eSATAが増設可)。 動画品質も含めて妥協したくない人は、秋のZ3000。 そして、コピワンの行方が気になる人はZ4000(?)を待つべし、といったところでしょうか(^^;
→ REGZA
公式
→ 第1回 快適リビング計画 機材選び → 第2回 LANDISK
Teraは使えるか → 第3回 LANDISK Tera 静粛化計画 → 第4回 DLNA対応テレビ 「REGZA
42Z2000」 レビュー → 第5回 ワイヤレスオーディオ
AirMac Express 放置ぎみ → 第6回 LANDISK
Home 導入編 → 第7回 LANDISK
Home 番外編
→ 蹴茶トップページへ
|