2006年初冬 LANDISK Tera静粛化計画 快適リビング計画 3
最終更新 2006-11-26
NASで家族の要望を回避
いろいろ悪い点ばかりを書きましたが、使い始めて数週間。 騒音の問題さえなければ、NASというものは
1人1台の時代には必須かも
と実感。おそらくうちの常連さんは、家族内のIT環境も仕切っていると思われますが、家族からの色々と要望を受けることが多いはず。
「デジカメのカード一杯なんだけど、空にして」
「HDDが残り少ないから、要らないファイル探して捨ててくれない?」
「この仕事のデータ、消えないようコピーしておきたいけど、どうやればいいんだ?」
などなど。うちで多いのは、 1.メモカの抜き出し&消えないよう保存 2.重要データのバックアップ それぐらい自分でやってくれ!と思うんですが、何度説明してもCDの焼き方は覚えてくれないですね。どうもライティングソフトという概念が難しいようです。興味がない、ってのも原因なんでしょうが(^^;
また、デジカメのデータを抜いたはいいが、忘れた頃に「あのときの写真が欲しい」だの「現像して欲しい」だのと今度は別の用件がやってきたりします。こういった要望を回避するのにNASは一役買ってくれます。NAS内に家族一人一人のフォルダを作って、各々のデータ管理を任せてしまうと非常に楽です。
例えばこんな風
〜 ちょっと話がそれますが 〜
現像は電器屋さんの店頭どこにでもあるセルフプリンターでやってもらうのもひとつでですが、1枚30円ぐらいかかるので家計にとっては不経済。1枚20円以下で済むオンラインラボの使い方は教えておいた方が良いかもしれません。ちょっと面倒ですが。 → セルフプリンター一覧
ちなみに、蹴茶が普段お世話になっているのはクリエイト・コスモさん。比較的新しいノーリツ製ミニラボ「QSS-3201Digital」を備えており、コストの大半を占める印画紙も必要に応じて選ぶことができます。注文のミスなども、備え付けの掲示板でお願いすると対応してくれることが多く、大手にない良さがあります。新婚旅行で撮ったオーロラ写真も上手く出してくれたので、品質も信頼しています。
NASで復旧作業を軽減
もうひとつ、NASでグンと楽になるのが、PCの復旧作業です。 お気に入りのアプリケーションやデータを類をイメージファイルなどでNASにいれておけば、OSリカバリー時など、LANにつなぐだけでササッと復旧作業にとりかかることができます。プリンターの付属ディスクなども全部放り込んでおけば、とても重宝します。
LANDISK Tera 静粛化計画1
さて、LANDISK Teraの静粛化。上に書いた利点を生かすも殺すも、この音次第なわけで、対策を練ってみます。最初は静音ボックスの作成にトライしてみました。結果からいうと「失敗」だったのですが(^^;
自作PC向けに遮音シートが売られているのは知っていますが、なにぶん高いので安くあげるため、近くのホームセンターで‘ソフトレイ’というシートを購入。
1mで780円と安い
遮音性の高い特性
LANDISK Teraの段ボールの内面にソフトレイを貼り付け、中にLANDISK Teraを放り込みます。 このあと通風口をあける段取りでしたが、とりあえずは遮音レベルが最高なる密封状態でトライ。
この状態で音を測定すると、42dBA。最初が50dBA以上でしたから、かなり静かになりました。でも完全に気にならないレベルかというと、そこまではいかない感じです。試しにこのまま温度の推移を見てみると
⇒ ⇒ ⇒ (^^;;
当然ながら熱が篭もり、次第に冷却ファンの回転数も上昇。回転しても熱の逃げ場はないので、さらに上がり続けます。そして50度で警告のビープ音が。ちゃんと警告してくれることがわかりました(笑)
かくなる上は、通風口をあけるのが一番なのですが、完全密封でやっと許容できる音量だったこともあり、とりあえず静音ボックス案は却下。次なる案に取りかかりました。
玄関放置作戦
次の作戦は隔離作戦です。ネットワークHDDゆえ、PCが側にある必要はない。単純に部屋から遠ざけてしまえ!という案です。このLANDISK
Teraの音だと、部屋のクローゼットに入れる程度ではおさまらないので、少なくとも壁一枚は隔てた設置場所を探します。候補に挙がったのは、玄関。
|
|
下駄箱の横に置いてみた図。試してに部屋に戻ってみると、まったく音は聞こえません。寒いぐらいに涼しい場所ですし、LANDISK
Teraにとっても快適でしょう(笑)
この隔離作戦の最大の課題は、配線です。帯域や不安定さを考えるとワイヤレスLANにしたくはありません。
|
そこでこんな極薄LANケーブルを購入。
幅4mmゆえ、極小のステップルでも対応可です。
カン カン カン ペタペタ
7mの配線は15分程度でできました。扉部分はビニールテープで固定(テキトーですな 小学生時代、図画工作2の蹴茶にはこの程度が限界です(^^; 参考 → 現役電気屋が教える
簡単テレビ設置教室
これでもきっちりドアは閉まる
これで、速度、騒音、両面で解決することができました。
最近の新築では既にLANが各部屋に配線済みのことが多く、もっと簡単に解決できるかもしれませんね。電気配線を流用して、LANが組めるPLCというものも出てきましたが、まだセキュリティに不安を残しているため、もう少し様子を見た方が良いでしょう。
※ 追伸 セキュリティには無線LANなどでお馴染みのAESを使っているので、まず大丈夫なようです。あとはまき散らすと言われているノイズでしょうか。残る問題は。他の機器が誤動作したりする要因となるのでしょうか。
最後に‥‥
とりあえずカートリッジをバラしてみた
−−− これをすると今後アイオーの保証外となります!自己責任にて! −−−
本格運用する前に、HDDドライブの交換が可能かどうか試してみました。1番上のカートリッジを本体から外し、ネジを4つ外すと簡単にカバーが外れます。
使われていたのはSamsung製「SP2504C」(7200rpm, 8MBキャッシュ)
某ショップの口コミによると
『これ使ってますが、実測がかなり速いような気がします。最速70MB/S↑出るので単体ドライブ最速の一角では無いでしょうか?しかも安いですし。信頼性は不明ですが。』 とあり、速度的には十分なもののようです。今回は換装できるかどうかが課題ですので、とりあえずeSATAでRAID0として使っていた日立「HDT722525DLA380」(250GB)の片一方を入れ、1番に戻します。
電源オン...
1番のランプが付かない(^^;
|
|
一応、管理画面にはアクセス可能ですが、 NASとしては使用不可 エラー表示が出ています
|
結果としては換装失敗。まぁ、安易な方法だったので、当然の結果かもしれません。今回はさっさと諦めてSamsunドライブへ戻してしまったのですが、1番以外の3番、4番あたりでトライしたら上手いこといったかもしれませんねぇ。保証はできませんが。
※あと、このランプが消えている時に、LANDISK Teraの管理画面にアプローチできず焦ったのですが、RAID構成が崩壊した時は「192.168.0.200」でアクセスできるようです。あとで気付きました。
カートリッジ構成を戻すと、RAIDの再構築がはじまりました
→ 第1回 快適リビング計画 機材選び → 第2回 LANDISK
Teraは使えるか → 第3回 LANDISK Tera 静粛化計画 → 第4回 DLNA対応テレビ 「REGZA
42Z2000」 レビュー → 第5回 ワイヤレスオーディオ
AirMac Express 放置ぎみ → 第6回 LANDISK
Home 導入編 → 第7回 LANDISK
Home 番外編
→ 公式サイト → LANDISK Tera HDL-GT1.0
(直販のioPLAZA,
30日間は返金可が特徴) → ツクモが比較的安い
延長保証も可能です。
→ 蹴茶トップページへ
|